• "土地区画整理事業補償費"(/)
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  1. 調布市議会 2014-03-18
    平成26年 3月18日建設委員会−03月18日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成26年 3月18日建設委員会−03月18日-01号平成26年 3月18日建設委員会 平成26年3月18日 建設委員会 〇開議時刻 午前9時59分 〇散会時刻 午後4時57分 〇場所 第3委員会室 〇出席委員(7人)  小林充夫  委員長  清水仁恵  副委員長  雨宮幸男  委員  大河巳渡子  委員  大須賀浩裕  委員  漁 郡司  委員  平野 充  委員 〇欠席委員(0人) 〇出席説明員(19人)  柏原公毅  環境部長  岩本宏樹  都市整備部長  江田信久  都市整備部参事都市整備部次長事務取扱   ほか関係管理職職員
    〇事務局  石坂知之  議事係主査 〇案件  議案第30号 平成26年度調布市一般会計予算        −建設委員会所管部門−…………………………………………………… 1    午前9時59分 開議 ○小林 委員長   おはようございます。これより建設委員会を開会いたします。  本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。  それでは、早速、審査に入ります。  昨日に引き続き、議案第30号「平成26年度調布市一般会計予算」、建設委員会所管部門を議題といたします。  昨日、 174、 175ページの質疑まで終えておりますので、 176、 177の質疑、意見を求めます。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   建築確認なんですけども、まだ10年にはなりませんかね、外部審査機関による建築確認ができるようになってきていますけれども、調布の場合、確認申請総数に対して外部機関の確認件数というのは何%ぐらいになるんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、岩田都市整備部副参事。 ◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱   確かに平成11年から民間確認機関ができております。調布の場合は、昨年度で言いますと、ほぼ10%を割ったぐらいが市の確認、9割以上が民間の確認という状況になっております。  以上です。 ◆雨宮 委員   それは、要するに外部機関に確認審査を出すのに、例えば建築の規模だとか、そういう基準みたいなものがあるんですかね。基準というとおかしいよな、選択は事業者の意思ですけど、何かそういう客観的な線引きみたいなのが見えるところはあるんですか。 ◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱   民間確認機関の種類によっては、規模が限定されて、これまでの大きさの確認しかできないという、規模を限定している確認機関もございますが、それから、地域を限定している機関もございますが、大手であれば全国どんな確認でも受け付けられるというふうになっておりますんで、事業者が選択して民間確認機関を選べるという状況なっております。  以上です。 ○小林 委員長   ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、 178、 179。はい、平野委員。 ◆平野 委員   道路の空洞化の調査は、このページでよろしかったでしょうか。項目がちょっとどこの項目か(「道路ストック点検」と呼ぶ者あり)、道路ストックですね。わかりました。  御説明もいただいているんですけども、この空洞化調査に関して、空洞調査に携わっていただける事業者の選定というのはどのように考えていらっしゃるか、お伺いしたいんですけども。 ○小林 委員長   田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   空洞化調査になるんですけども、今回、新規事業ということで、業者さんの選定に当たりましては、基本的には一般競争入札になろうかと思っております。  ただ、実際、私どもでまだ経験した事業ではないので、どこの業者さんがどの程度、実際できるのかというところがわからない部分があるんですが、その辺も含めて、確実にやっていただける業者さんを選定したいとは思っておりますが、入札制度、どういう形で入札をするか、これから少し検討したいと思っております。  以上です。 ◆平野 委員   できれば(「市内事業者」と呼ぶ者あり)、市内というのもあるんですけども、まさに新規であるならば、どのようにして業者さんが、私の会社はこうやってやりますよというようなプロポーザルですか、のような方式できちんと。ただ入札というよりも、きちんとどういうふうな施工するのかを、そういう部分もしっかりと見ていかないといけないと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   業者さんの選定につきましては、今、補佐のほうから説明がございましたように、基本的には、これは、契約事項でございますので、やはり公平性とか平等性みたいなものを踏まえた中では競争入札というのがベースになるだろうと。  ただ、当然のことながら、こういう新しい調査でございますので、我々としては、先行している国、あるいは都の調査実績等も踏まえながら、一定程度、業者の選定については、これは、契約との協議にはなりますけれども、実績のあるところをベースに選考できるように考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆平野 委員   わかりました。しっかり実績等を見ながらということで了解いたしました。ありがとうございます。  以上です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   今の関連なんですが、この業界という言葉は余りふさわしくないけれども、要するにどのぐらいの業者、事業者、あるいは実績、これから調査ということになるのかもしれませんけれども、国だとか都道府県レベルで、こういう調査が実際にどのぐらいの規模で展開されているかというふうなあたりは、調査自身がまだこれからなんですか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   空洞化の調査自体は、特に国、あるいは都というレベルで考えますと、定期的な調査が行われてきた経緯はございますが、ただ、いわゆる道路ストックという切り口で調査が行われているのは、まさに笹子トンネルの事故以降ということになりますので、そういう意味では直近の調査ということになります。  規模としては、国道の事務所ごとの範囲のレベルで、主要な部分について空洞化の調査をしているというのが、結果として、今、我々の調べている中では、そういう実績がございますので、今後、我々としては、そのあたりを参考にしていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   技術的には、想像すると、そんなに複雑なものではないというふうに予測できるんですが、測定手法としては大体1種類ぐらいなんですか。私の想像では、超音波かなんか使ってやるのかなと思っているんですけど、違いますか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   調査の方法につきましては、いわゆるレーダー探査機を積んでいる車両、それ自体を走らせて調査をするもの。これは、ある程度の幅員がなければ。かなり大型の車になりますので、幅員があるところは、そういう車両が使えます。  それから、もう1つは、もっと狭いところをやる場合には、いわゆる手押しの車に探査機をつけて探査するというような、おおむね2つの方法。幅員に合わせて2つの方法で対応しているというふうに確認しております。  以上です。 ◆雨宮 委員   そうすると、調布市で、この調査をこれからかけていく際に、道路の仕様、構造といいますか、あるいは道路でよく言われるのは都計道から始まって狭隘道路までありますけども、そういう区分をしたときの対象として選定するのか。あるいは、築年数から見ていくのか、その辺の調査対象にする判断基準というのはどの辺にあるんでしょうか。 ○小林 委員長   田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   ただいまの調査のほうの想定ですが、幅員 5.5メートル以上の道路で、まずバス路線を優先的にやっていきたいと考えております。調査につきましては3カ年をかけてやる予定でございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   バス路線というと相当限定的ですよね。今、明らかになっているというか、考えられている対象路線数でどのぐらいになるんですか。もし、あれでしたら延長でもいいですけど。 ◎田村 道路管理課長補佐   バス路線でいきますと、主要市道等々ですが42キロ、バス路線以外でも主要市道で必要だと思われる箇所について18キロを今やっております。具体的には、品川通り、それから原山通り等々ということでございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   わかりました。とりあえず。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   関連してですけど、とりあえず初年度 450万円ですよね、3カ年でやるという話ですよね。3カ年でどこまでやるという目標設定がされているのか。それと、3カ年でやらないところについては、その後やるのかやらないのか。それぞれ事業費の総体も教えてください。 ○小林 委員長   伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   先ほど補佐から説明させていただきましたバス路線、主要市道を中心にした市内おおむね42キロというのが、まず1つの目安。それと、もう1つは、幅員 5.5メーター以上の路線ということで、これは、主要市道に準じている路線ということで、重要度が比較的高いであろうというふうに我々で判断しているものでございますが、こちらがおおむね18キロということで、市内おおむね60キロ程度の範囲を今回の予定にしております。これを3カ年に分けまして実施させていただければと考えておるところでございます。  それ以外の路線につきましては、御質問ございましたが、通常の我々が今対応している、例えば路面が悪くなったり、そういう路線でも陥没する箇所がありますから、そういうものについては緊急対応ということで対応してまいりたいと考えております。  以上です(「あと総事業費」「これの3倍じゃないの」と呼ぶ者あり)。済みません、おおむね今年度予算化させていただいている3倍ということで、今想定しております。  以上です。 ○小林 委員長   ほかに。はい、大河委員。 ◆大河 委員   私も関連でお聞きしたいと思います。やっぱり、こういう経緯に至ったというのは、公共施設維持補修計画ではありませんけれども、道路に対しても全体的にですけれども、寿命というんでしょうか、そういったものがどんなふうな傾向になっているのかとか、そういうやる経緯に至った道路に対しての分析ですかね。それはどんなふうにお考えなんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。
    ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今回は、空洞化という切り口でございますが、我々としては、もともと、いわゆる路面の劣化というのが非常に問題になってきているということと、それから、劣化が起こる、あるいは沿線の市民の方から苦情等をいただく路線というのは、経験上、ある程度絞られているところが実はあります。それは、主要市道とか、いわゆる車両の通行の多い路線が多いということもございまして、ただ、やみくもに市内全域の補修を計画もなく進めていくということは難しいということもございますので、今後のことも考えて優先度を決めていくということから、今回のような調査をベースに、補修のサイクルなり、補修の優先度、そういうものをある程度方向づけをしていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ◆大河 委員   それは、多分そうだと思います。ただ、苦情対応ですとか、そういったものから捉えたという話ですけれども、道路全体から見て、全体像として、今捉えたものが例えば道路の全体のメーターから割り振って3割だとか、そうすると、残りは、あと年月どうしたらいいとか、道路に対しても、公共のほかの部分でこれから白書をつくっていく中で、公共施設の最たるものが、実は道路というのが大きな部分を占めているというふうに私は思っています。  特に道路は、新しくつくると、未来永劫、それを管理しなければいけない。だから、市道も廃止もありますけど、認定も多いわけですね。いずれ、それがまた経費にかかわってくるということを鑑みると、道路に対してどのぐらいのつかみで、逆に言えば今後メンテナンスをしていったら、そんなに緊急度どうのというふうなことをしなくて、やれるようになるのかというふうな、やっぱり、ここ10年間どんなふうにしていくか。そういう部分での今年度というふうな視点を持たないと、今のでいきますと、やはり全体的なもののつかみというんでしょうか、そこが今までないので、逆に言えば要望いただいたときに、うちのほうで調査した結果、こうですよという優先順位を言うことにはなると思いますけれども、コスト面で道路がどんなふうに占めているかということを見出すには、いま一つかと思いますけど、その点については、どのようにこれからやっていくおつもりなんでしょうか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   私、現在、道路管理者を務めさせていただいている中でいきますと、橋梁については平成23年度に長寿命化修繕計画というのをつくらせていただきました。道路についても、やはりある意味、長寿命化修繕計画と同等のものが必要ではないかと個人的には思っております。  ただ、市内 400キロを管理させていただいている道路、もし、これをつくったとすると、恐らく各年度の事業費というのは莫大な金額になってしまうだろうというのも反面思うわけですね。  そういう意味からしますと、やはり財政計画なくして、我々が修繕計画を立てても、単なる計画倒れになってしまう可能性がございますので、我々としては、財政状況を踏まえながら、まず、できることから確実にやっていくという視点も必要であろうということで、今回、一定程度絞り込みをした中で優先度をつけながらやらせていただいているということでございますので、その辺は財政状況を見ながら、いわゆる優先順位を決めたものに対して確実に対応していきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆大河 委員   計画で言うと総合計画があって、基本計画があって、実施計画があるのと同じことで、私は、やっぱり構想的に全体像をつかんだときに、それこそ大枠ではありますけど、見積もると、このぐらい実際はかかる。だけど、それに対して、現実的にそれに配分できるのはどのぐらいか、優先度をつければこうだというようなことを持っている必要があると私は思います。  それは、なぜかというと、公共財産の中で道路というのは生活を維持するために必要不可欠なものです。ですから、実現不可能な何かをつくれと言っているのではなく、そういうふうな構えでしっかり押さえて、生活道路のこれからの見直しや舗装の順番をかけたり、いろいろするわけですね。ですから、やっぱり道路に対してもきちんとした総合計画を持ち、それに沿ってどういうふうにしていくかということをやっていくのは、すごく重要なことだと私は思いますけど、この点について道路をメインでやっていらした部長はいかがお考えですか。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   やはり市としては、長期的にどういう考えを持ってやっていくというものは必要だと思います。これが予算にリンクしたり、年度ごとで計画どおり執行できないということはあるかもしれませんが、基本的に道路ストックに対しての考え方というものは、大筋で持っておく必要があるだろうと思っております。  まずは決定的に市の道路の管理の中で欠けているのが、いつ、この舗装を打ったのかという履歴を明確につかめていない。これ、非常に難しい。開発で一部広げたりしたところは新しい道路が付随してひっついていたり、あとはガスとか水道が漏水したり、漏れたりして復旧したときに、一部だけを舗装し直したりということで、舗装の履歴自体がなかなかつかめていないので、すなわち老朽化が10年たったからどの程度だというのが、路線ごとでまちまちであるという欠点があります。  ですので、委員御提案いただいたような形の計画を立てるには、まず道路の履歴を路線ごと、それも大きな路線からということになると思いますが、それをちょっと検討して整えていくということから着手していきたいというふうに思っております。 ◆大河 委員   今、財産台帳に対しても国のほうで減価償却の考え方、発生主義ですよね。そういうものを持っていかなきゃいけない。何か道路というと、みんな公共物というイメージが少ないですけど、実は公共物の中でかなり大きな部分を占めているところが大きい公共財産ということを忘れがちです。  しかし、先ほども言いましたように道路というのは重要な生命線の1つだと思います。ですから、やはり、特に優先路線ではあるでしょうけども、そういうものも含めて、そのことをきちんとやっていく必要性が、これ、行政でないとできない仕事なので、ほかのものと違いまして、しっかり押さえていかなければいけないというふうに思っています。  ですので、今そういうお話もありましたので、やはり道路に対しての捉え方というものも、そろそろ総合的な目で見て、そして、きちんと管理していく、その第一歩が今回の調査であれば、大変意味があることだと思いますので、系統立てて、しっかりとしたものをつくって、きちんと公共性の高いものに対しての事業をしっかりやっていっていただきたいと思います。これは意見です。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   道路維持費、説明では、 178ページを見ますと1億 200万円余の12.4%の増額という話でしたが、25年度の決算ベースの予想でいくと幾らになるんでしょうか。それとの比較の数字をちょっと伺いたいのが1つと、あわせて、道路維持費については、説明欄の二重項目で幾つかの中事業があるんですが、この中のどこが一番伸びているのかについて伺います。 ○小林 委員長   田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   項目の中で一番伸びたものにつきましては、緊急対応の工事、こちらにつきまして、前年度と比べて 4,800万円余の増額を26年度に組んでおります。 ◆漁 委員   緊急対応って、どれ、二重丸で言ったら。道路維持管理費のほうか。法定外でも地籍でもないけど。 ◎田村 道路管理課長補佐   維持補修費に当たります。 ◆漁 委員   この中の 4,800万。 ◎田村 道路管理課長補佐   ほかの項目については、前年度とほぼ同額ですが、緊急対応の部分、これが一番大きく伸びております。 ○小林 委員長   もう1つあったね。 ◆漁 委員   決算ベースとの比較。 ◎田村 道路管理課長補佐   25年度の決算といたしまして、まだ今締まっていないのであれなんですけれども……。 ◆漁 委員   予測で。 ◎田村 道路管理課長補佐   予測で、26年の予算とほぼ同額に近い値というふうに予想しております。  以上です。 ◆漁 委員   あわせて24年度決算ベースはどうなっていますか。 ○小林 委員長   伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   大変申しわけありません。24年度決算ベースの数字はちょっと持っておりません。確認させていただいて報告させていただければと思います。よろしいでしょうか。 ◆漁 委員   それは、後ほどで結構です。というのは、基本的には道路維持、この間も割と決算時とか補正時のときの議論にもなっていますが、当初予算では非常に押さえているけど、でも、実際には緊急の道路補修だとかいっぱい出てきたら、やっぱり予算枠では大体だめで、途中で補正を組んで対応していくというのが今までの事例だというように認識しているんですよ。  しかも、予算がなくて緊急の補修ができなかった、来年にしてくださいという事例というか、そういうのは、どうしてもあるんですかということを伺ったときには、たしか、それは、きちんと予算がなければ、次に補正を組んでしっかり対応していって、補修が必要なものを先延ばしするということはしていませんという、そんな答弁をこの間ずっといただいてきたものですから、当初予算だけで比べると、確かに道路維持費では12%、それから、維持補修費では 4,800万円ですから、約20%ぐらいふえてはいるんですが、実際には、見方によっては、決算の実績に合わせて、きちんとその分を、ことしは当初予算の中でしっかり組むことができましたという認識の仕方もちょっとできそうな気がしていて、それで、あえて今の質問をさせていただいたんですが、その辺の認識はどうなんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   冒頭の総括でもお話をさせていただきましたが、その反省を踏まえて、年度当初から決算額をしっかり見据えた形で、今回計上させていただいております。 ◆漁 委員   そういう意味では、維持補修費を当初からしっかりと組むことで、緊急対応でしょうから、予算がなければ期間的にはちょっと延びていくというケースも考えられるので、当初予算をしっかり組むことで、緊急対応を迅速に、短い期間でやることができるようになる、そういうメリットについては評価しておきたいと思います。  ただ、予算ベース決算ベースに対して、実績ベースに対してもっとふやすことで、新たな、緊急性はないけど、定期的にきちんと直していくよというところまで、予算の中では組み込めてはいないのかなという認識を持っています。これは意見ということで。その辺がこれからの課題の1つになるのかなという気がしています。  以上です。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、漁委員からいただいた宿題の1つで、24年度決算ベースということで、24年度の決算ベース維持補修費2億 3,500万円となっておりますので、今年度2億 6,000万円、それに対して予算計上させていただいているということでございます。  以上です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員 ◆雨宮 委員   道路台帳の補正委託料なんですが、これ、大体、毎年毎年 3,000万円前後の予算が計上されているというふうに思うんですよね。予算額だけで見ると、道路維持費の9億 2,000万円に対して単独事業でいくと3%から4%ぐらいの比率を占めるんですよ。非常に大きな事業なんだが、実は中身がよくわからない。これは私だけかもしれませんが、少し詳しく説明願えませんか。道路法28条が根拠だというふうに説明はいただきましたが、技術的な内容も含めて、ちょっとお願いできますか。 ○小林 委員長   田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   道路台帳補正、中身が幾つかございまして、その中身といたしましては地下埋設物の台帳、地上占用物の台帳、あとは平面図、新しく道路ができたところや廃道したところの平面図と、それらの調書の補正委託、このようなものが中身に入っている状況でございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、この 3,000万円というのは、もちろん実作業もあるんでしょうが、大枠はシステムの借上料みたいなものというふうに考えておいていいんですか。 ◎田村 道路管理課長補佐   システムは、また別に借り上げがございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   そうすると、先ほどの説明で地下埋、地上占用物道路平面図と大きく3つの枠組みが示されたというふうに思いますが、その内訳は、配分はどんな金額になりますか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   内訳の概要になりますが、1つ目の項目として地下埋設物地上占用物の台帳の補正、これがおおむね 1,300万円ほどの内容になっております。それに対しまして、その補正した台帳、これの図面、基図といのうがございまして、図面になっているものの作成費用としておおむね 500万円ほど費用をかけているということ。それとあわせて、一般的ないわゆる平面図とその調書、そういったものも補正しておりますので、これが残りの額ということで一千何百万円ほどということで、おおむねトータルで大体毎年度 3,000万円程度の予算を計上させていただいているということでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   素人考えなんですけど、道路自体の改廃はわかるんですよね。毎年毎年、かなり変動するというのはわかるんだけど、例えば地下埋設物、最近、水道とかガスとか、いっぱい工事をやっていることは事実ですけども、地下埋設物や地上占有物って、そんなに毎年大きく変わるものなんですか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   これは、道路占用の新設とリンクしているところがございまして、いわゆる道路占用料を頂戴している、していないものも含めて、年間おおむね 1,500件ほど、毎年、占用をいただいています。これは、当然、電線を延ばしたり、地下に入っているものを延ばしたり、あるいは水道であったり、下水道であったりというものも全て含めた件数でございまして、これらの件数で変更になった部分を、先ほど申し上げた図面化する、台帳化する、基図に落とすという作業を、この 1,500件全てに対して必要なものに対応しているということでございまして、それに対する費用がおおむね 3,000万円だというふうに御理解いただければと思います。  以上です。 ◆雨宮 委員   その修正作業というのは、委託作業というのは、実際には例えば1年度で、年度期末にやるとか、あるいは期を切って四半期ごとにやるとか、そういう実務上の処理というのはどんなあれになるんですか。まさか一件一件でやるわけじゃないでしょう。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   基本的には、占用許可等の許可日を過ぎれば埋設する工事がかかります。工事が終わったものについては、できるだけ速やかにということになっていますので、基本的には件ごとに対応しているということでございます。
     以上です。 ◆雨宮 委員   質問した動機は、この手のいろんな台帳とかありますよね。それは、スタートのときの初期のものに一定程度かかるというのはよくわかるんだけど、これは補正だから、原理的には部分的な処理じゃないですか。だから、それが毎年毎年同じような金額で、しかも相当額に上るということが、ちょっとよく把握できなかったもんで今お聞きしました。よくわかりました。  もう一点だけ、済みません。多摩川の河川占用申請書、これ、新規だという説明だったと思いますけど、中身を少し詳しく。 ◎田村 道路管理課長補佐   新規事業ということで頭出しさせていただいておるところですが、実は京浜河川に多摩川のサイクリング道路を占用する平面図を添付しているんですが、こちら使用している図面がもう20年ほど同じものを使っておりまして、現地と合わない部分があるということで、そういうところで国土交通省のほうから新しい図面で申請してほしいという要望もございまして、単年度で終わってしまうんですけれども、今回は新規ということで計上させていただきました。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   ちなみに、この占用申請は1年間、どのぐらい件数があるんですか。 ◎田村 道路管理課長補佐   調布市が国交省から借りているということで、空間として借りている申請でございます。他企業の占用ということではございません。 ◆雨宮 委員   わかりました。オーケーです。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   今のところの関連ですが、これは、図面だけをもう一度はかり直して、図面化したものをただ申請書に添付して出すという理解でいいんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   そのとおりでございます。 ◆漁 委員   その際、多分、セクションが8階になっちゃうのかなと思いますが、スポーツ振興課が、 100メーターごとに距離が打ってあるんですよ。結構、あれ、ランニングしたり、ジョギングする人にとっては、きょうは 100メーター間隔で何歩だとか、スピードだとか、距離だとか調整しながら走るんですが、僕だと大体60歩だったり、59歩だったりするんですが、場所によっては63歩とか、57歩とか、距離がちゃんと 100メーターずつきちんと打っていない、ずれているところがあるんですよ。これは、きちんと、どこかで一回直してもらう必要があるのかなと思ってはいたんですが、これは、多分、この申請書とは直接関係なさそうですが、せっかく申請書を出すんだったら、この際、ちょっとその測量もあわせてやるということはできないんでしょうかね。 ◎田村 道路管理課長補佐   距離標なんですが、国土交通省のほうで管理のための距離標と、あと、たまリバー50、そちらのほうでつけているものと2つあるとは思うんですが、基本的には管理標ですので、市のほうで設置したものではないものでございます。 ◆漁 委員   今のは、あくまでも国交省に提出する、借用してサイクリング道路とかランニング道路とかで使っている際の借用についての申請書だという答弁だと思うんですけども、私のは 100メーター刻みという感覚ですけども、ほかにはスタート地点を明確にという声もありますが、使い勝手の際のちょっとした点検というのは、当該担当課ではないのかもしれませんが、セクションと連携をとって対応するということはできないもんでしょうかね。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今の標示につきましては、今回、予算認めていただきました内容とあわせて、ちょっと国のほうに相談してみたいと思います。そのような御要望があったということについては相談させていただければというふうに思っております。  以上です。 ◆漁 委員   よろしくお願いします。ただ、あれは、管理委託を受けている市がやっている事業なんでしょう。国交省が自分のところで、事務所でやっている話ではないんですよね。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、補佐のほうから一度お答えさせていただきましたが、基本的には国の標示物という認識でございまして、我々が標示をしているものではございませんので、そこのところ含めて国のほうに確認させていただきたいと思います。  以上です。 ◆漁 委員   わかりました。ただ、よく自転車が通行規制するために、スピード調節するために段差をつくったり、あれはたしか自治体がやっているような認識があるもんですから、そうなのかなという理解をしたところです。これは意見だけでいいです。 ○小林 委員長   ほかに。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ふれあいのみちづくりなんですけど、これは、私、何年か前に建設委員やっていたときに、道路の管理手法の1つとして住民参加でという答弁をいただいた記憶があるんですよ。ただ、これ、金額だけで評価できる内容じゃないかもしれませんけれども、現状と見通しについて、その当時、結構鳴り物入りでぶち上げていたような印象があるんですけども、現状ではどうなんでしょう。それから、将来的な見通し。 ○小林 委員長   伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   御質問のふれあいのみちづくり事業に関しましては、現時点で市内の17グループから申請をいただいていて、加入していただいて事業をさせていただいている。それに対して、我々のほうは清掃する資材であったり、あるいは清掃していただく方の保険であったりといったものについて負担させていただいている状況でございまして、事業を開始したときからするとややスピードが落ちてしまっているかなと。つまり、団体が余りふえていないというのが現状。それともう1つは、やはり団体の構成員の方々の高齢化というのもあって、実はここで1団体、退会したい、この事業からおりたいという団体が出てきているような状況でございます。  しかしながら、地域をきれいに維持管理していくということからすると、やはり地元の市民の方々に関心を持っていただいてやっていくという意味では、市民参加の手法として非常に有効な手法だとは思っておりますので、今後についても市民に対してアピールを続けていく中で、団体をふやせるように努力はしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   事業がスタートしてほぼ10年目ぐらいのところですから、市民の皆さんがみずから道の維持管理に協働してやるということは、それ自身は大いに評価できる内容だと思いますし、道を通じてのコミュニティみたいなことにも役立つというふうに思うんです。  ただ、そういう制度自体がどの程度周知されているか。ここが1つのかなめになるのかなという気がしますんで、いろんな場を通じてのPR、周知、これをひとつ強めていただけたらというふうに思います。これは意見です。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   今のふれあいのみちづくり事業には、もう一方でやっている花いっぱい運動との連携とかいうのはされたり、今後、それを広げていくという方向性での事業展開というのは、念頭の中にはあるんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   現時点では、私どもが所管させていただいています、いわゆるふれあいのみちづくり事業に関しては、道路に付随している植え込み、あるいは街路樹周辺のところをベースに考えさせていただいているということもありますので、今後については、場所によってはそういうところもあるかもしれませんが、やはり道路に付随する植栽ということをベースに着実に事業していきたいと思っております。  以上です。 ◆漁 委員   人づくりとの関係もあれば、ただ、清掃だけよりは花も広げていく、花いっぱい運動と連携しながら、事業費も双方の事業をうまく一本化しながら、共通事業として展開していく視点を持って広げていく、取り組んでいくというのは必要なんじゃないかなというふうに思いますので、一応、意見ということで、今後の課題の1つとして受けとめておいてください。  以上です。 ○小林 委員長   はい、平野委員。 ◆平野 委員   道路維持管理の電気代、光熱水費のところなんですけども、電気代が値上げされてきているので予算もついてきておりますけども、市内の街路灯のLED化ですね。これは、26年度はどれぐらいの割合までもっていこうかという目標がございますでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   街路灯のLED化につきましては、これは、多々御質問いただいている中でお答えさせていただいたところでございますが、現時点で市内の街路灯の約3%ほどがLED化されているという状況でございまして、これは、いわゆる狭隘道路等の、どちらかというと道路幅員の狭い道路の街路灯の入れかえに合わせてLED化を着実に進めているというところでございます。  この理由は、いわゆる大型の街路灯等については、まだ今のところ、性能と価格面について、これまで使っている街路灯と大分差があるということもございまして、その辺の製品の開発等も含めて様子をうかがっているところもございます。  したがいまして、当面のところは、着実に32ワット程度の狭隘道路につける街路灯の入れかえに合わせてLED化を確実に進めていきたいと思っておりますので、26年度の目標というのは、何%というのは立てておりませんけれども、パーセントについては確実に伸ばしていくように対応していきたいと考えております。  以上です。 ◆平野 委員   では、このLEDにかえる予算というのは、維持補修費の中に組まれているものなんでしょうか。 ○小林 委員長   次のページで質問して。ほかに。はい、大河委員。 ◆大河 委員   先ほどふれあいのみちづくり事業費のことが出ました。これは、地域コミュニティの活性化ということで書かれておりますけども、私自身、道路の清掃に加わってみて継続することの大変さ、まして、さらにというのは、これはとてもできる話ではないなというふうに思いました。ですので、やはり、それをやっているということの周知ですとか、もう一工夫しないと、だんだん尻つぼみになっていくんではないかというふうに思います。  ですので、例えば私たちでいえば、今、清掃中という旗というんですかね。これ、自費でつくったんですけども、そういうものを掲げて、そこでやっていることを地域の人に知っていただくという工夫ですとか、コーンで危なくないようにするとか、いろんなことが必要です。  ただ、東京都の場合は、暑い中でやっても飲料水1つ、そこから経費が出せないというふうになっていますけど、ちなみに市は、1つのグループに幾らぐらいで、例えば水分補給とか、何かに使えるような内容になっているんですか。それは自由度はあるんですか。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   調布市におきましては、ほうきですとか、軍手の清掃用具のほうはお配りしているんですけれども、飲料水等々の金銭的な補助は行っておりません。  以上です。 ◆大河 委員   要望が出ていないのかもしれませんけども、実際、暑い夏とかやると大変なんですね。個人で準備というのもありますけれども。ですから、私は、やっぱり上限を決めて、それ以内で領収書を添付すれば、本来的には、そういうものも不可欠なのかなという気もいたします。ですので、多少自由度があるんであれば、そうしていただければというふうに思います。  あと、地域コミュニティの活性化という意味でいえば、そういうことをやっているということを知らせることや、ふやしたいという意向があるんであれば、何かの折に触れて、そのことを宣伝していくということをしないと、本当に一緒にやっていく方の高齢化というのは、うちのほうでも結構大変で、ごみの処理1つでも、調布市は分別を厳しくやっていますので、缶やビニールや全部分けて出していますので、やっぱり、やっている人たちの負担というのはなかなか大変な部分もありますので、その人の良心とか意欲だけに任せておいて続くものでもないなと思いますので、清水委員が、前、たばこの吸い殻を拾うんでも、時間を決めて、みんなが割と気軽に参加できてというふうな話もありましたので、もう少し若い方が散歩のついでとか、何かの折に参加しやすいようなやり方というものも少し工夫されて提案していただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小林 委員長   ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続いて、 180、 181ページ。そのほかに 182、 183は関連がありますので、4ページ一括でお願いいたします。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員    181ページの地籍調査の件なんですが、これは、当初、スタート時には一筆調査で遅々として進まないということから、官民境界調査というふうに変わりましたね。この事務費ないしは調査事業委託料、この額を見ますと、26年度は前年度に比べてほぼ2倍に増額されていますけれども、これは、進捗のアップを図るという意味なのか、ないしは計画を多少手直しして、それに沿った予算化ということなのか、ちょっとその辺の実態を教えてください。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐
    ◎田村 道路管理課長補佐   平成25年度、今年度は3級基準点の改測を 200点行っておりますが、来年度は3級基準点の改測、市内に 400点あるんですが、 200点を26年度に行います。  あと、プラスして、3級基準点の改測が終わった地域につきまして、地籍調査の事業に取りかかっていく。官民境界になりますが、そちらの事業に取りかかるということで予算のほうがふえているという状況でございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   そうすると、3級基準点の測定に当たる額は、この 3,500万円のうちどのくらいになるんですか。 ◎田村 道路管理課長補佐   3級基準点につきまして、今、おおむね 1,900万円を見積もっておりまして、地籍調査のほうで 450万円程度を考えております。 ◆雨宮 委員   地籍調査のほうは、今のところの見通しとしてはどのくらいできそうですか。26年度の予算の範囲でどれだけを想定しているのかという意味です。 ◎田村 道路管理課長補佐   上石原の小さい地区なんですけれども、そちら。申しわけございません、面積、ちょっと手元にないんですが、それほど広い範囲ではないということでございます。申しわけございません。 ◆雨宮 委員   わかりました。いいです。 ○小林 委員長   平野委員。 ◆平野 委員   先ほどお伺いしたLEDに取りかえるところの項目はどれに当たりますでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱    181ページの右の説明欄の2段目になりますが、施設修理委託料、この中に街路灯については含めさせていただいております。  以上です。 ◆平野 委員   ありがとうございました。それだけが知りたかったんですけども。  では、この 181ページの中で、上から6つ目ですか、街路樹管理費についてお伺いしたいと思います。  去年は甲州街道で、これは、国のほうだと思うんですけども、甲州街道沿いのケヤキの樹齢が50年、60年たってきて、古いものを伐採されていたのを見かけました。去年は、6月には調布の小島町で10メートルのケヤキが強風で倒れてきたというのもありました。ことしに入ってから、2月に入って、大雪のときには佐須の虎狛神社ですか、保存樹木の倒木があったということで、これは、道路ではないですけども、市内の国道以外の道路に関しての倒木の危険性というのはたくさんあると思うんですけども、どれぐらい老化してきているのか、こういう検査とか、こういったのもしていくべきだと思っていますが、その検査も、この街路樹管理費の中に含まれているんでしょうか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、委員御質問の市内の老朽化した街路樹等については、調布は傾向が非常に明確でございまして、いわゆる桜の古木が、例えば春の爆弾低気圧が、ここ毎年のように来ております。それから、台風の時期ですね。この時期には、そういった桜の古木が折れるということが経験的に非常に多いということでございます。  したがいまして、今回、我々としては、この予算の中にも一部、その部分は入ってこようかと思いますが、まずは経験則上、確実に樹木の老木化が進んでいるエリア、特に多摩川住宅周辺、あるいは野川の河川沿線については、重点的に自主的な検査をしたいというように思っています。それをもって、明らかに樹木に空洞化が見られる、あるいは健全度が落ちているものについては、いわゆる専門家、樹木医等の見解をいただいた上で、更新等については判断していきたいというように考えておりますので、一部の費用は、この中に入っているというふうに我々としては考えているところでございます。  以上です。 ◆平野 委員   ありがとうございます。その点検なんですけども、やはり、しっかりとした専門家の人にきちんと点検してもらうということが非常に大事だと思いますので、きのうもニュースでされていましたよね。広島でポプラの木が倒れて、女性の方2人、1人が意識不明、1人が肋骨折れてというような大きな事故が起きていますんで、今回の広島のことは愛媛県で震度5強の地震が直前にありましたよね。あの影響があるのかどうかというのは、きのうのニュースでは、まだはっきり、そこまではわからないというふうなことを言われていましたけども、地震が起きても倒木があるということも考えていくと、雪もそうですし、強風もそうですし、地震もそうですし、やはりしっかり点検をしていただきたいと思いますし、もう危ないのは、かわいそうというか、もったいないけども、早目に対処していかないといけないと思いますけども、もう一回、その辺の御決意というか、お伺いさせていただけますか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   決意はしっかり持っているつもりでございますので、この辺については、まず確実に我々の目で確認していくということをベースにさせていただきながら、健全度が落ちているものについては専門家にちゃんとした見解をもらった上で対処していきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆平野 委員   ありがとうございます。今、我々の目というのもあったんですけども、我々の目は、職員の方でも専門的にわかる方ならいいんですけど、やはり、本当に一番こだわりたいところは、きちっと専門家の人に見てもらわないと、我々で本当にわかるかどうかというのは疑問なので、その辺しっかりお願いしたいと要望させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○小林 委員長   ほかに。はい、大河委員。 ◆大河 委員   1点は、市有財産の処分がありますけども、それというのは、項目で予算化されているところは、このページでよろしいんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   歳出のほうの予算書になってございますので、この中でいきますと、◎法定外公共物等管理事務費という中に一部は入っているというふうに御理解いただいて結構でございます。 ◆大河 委員   そうしますと、今年度、これでいくとどのくらい予想されて努力していこうかなと見ているというふうに読んだらよろしいんでしょうか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   新基本計画に移ってからですけども、各年度、私ども道路管理課に課されているノルマが年間おおむね 6,000万円ほどでございます。 6,000万円ほど法定外公共物等の売り払いをするという目標になっておりますので、まずは、ここに向けて確実に数字をこなせるように対応していきたいと考えております。  以上です。 ◆大河 委員   そうしますと、この予算額で、それは十分こなせるだけの原資は入っているということでよろしいんですね。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   例年の我々の実績からしますと、予算化させていただいた内容の中で対応できるものと考えております。  以上です。 ◆大河 委員   この間の廃道に行っても、割と金額がたまたま大きかったのかなという気もいたしますが、やはり数少ない収入源でありますので、ぜひとも、これに対しては御尽力いただいて、大変ではありますけれども、目標額のノルマ以上に達成できれば、それだけ市の財政は助かるということがありますので、特にこの間見に行ったりしますと、結構利用されている方もいらっしゃるようなので、やっぱりしっかり見ていただいて、その件については進めていっていただきたいと思います。  もう一点、人にやさしい道路整備の予算化がされていますけども、この中で低騒音排水性舗装をしているところがあるようですけど、これは、具体的にはどこの道を予算化されたんでしょうか。 ○小林 委員長   田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   26年度、3路線を今考えておりまして、主要9号の原山通り、次に主要12号、品川通りになりますが、鉄道の交差部の部分、それと南21号線で西友の横の電通大通り、この3路線を考えております。 ◆大河 委員   武蔵境通りもそうなんですけど、やっぱりそばを通っても、特に音の問題はありますけども、ただ、つくるときに単価が高いということを言われたので、一旦、こういうふうにすると、ずっとこの舗装でいくということなので、やはり道路、もちんろ、できれば、みんなそうしたほうがいいんですけれども、優先順位もあると思うので、そういったもので騒音や、いろんなことで問題視されているところをやっていくという優先順位をつけて、こういうことについてはやっていっていただきたいと思います。  ちなみに、普通舗装した場合とこれだと経費的にはどのぐらい違うんでしょうか、大したことないんですか。ちょっと教えていただけますか。 ◎田村 道路管理課長補佐   詳しい数字はないんですが、2、3割アップ程度で今はできるはず。 ◆大河 委員   であればということはあれですけど、やっぱり音の問題や水の排水の関係というのは道路の質や近隣の人の負担も軽減される部分がありますので、必要なところには、できれば、そうしていただければと思います。これは意見です。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   街路樹の話ですけども、市内の道路の街路樹がどこに何が植わっているかというのは把握しているのかが1点目。それから、何を植えるのかを誰が決めるのかが2点目。それから、3点目は、地域の住民の要望で植わった事例があるんでしたら、どのくらい植わった事例があるのか教えてください。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   街路樹に関しては、どの路線にどのような街路樹が植わっているということは基本的に認識してございます。  また、2点目の何を植えるかということについては、私、ちょっと樹種の選定をどうしているかということについては。基本は、我々、できた道路を管理する立場でございますので、当初、植えられた樹木、それを更新するのであれば同じ樹種を植えるというのが前提になろうかというふうに考えておりますので、何を植えるか、我々が直接決めるという機会はほとんどないのかなという認識をしております。つまり、つくる側が設計の中で、樹種については基本的には決めますので、それを我々は管理者として引き継ぐという形になっているということでございます。それが2点目でございます。  それから、要望については、例えば植え直すときに、沿線の方が落葉樹は葉っぱが自分のところに来るのでやめてくれとか、そういう強い御要望があった場合には、検討の余地はあろうかなというふうに考えております。  以上です。 ◆大須賀 委員   ネーミングライツみたいなのを考えたことはあるの。というのは、子どもが誕生した、あるいは結婚、もちろん同時にはできないと思うよ。ただ、市は市で植えかえの計画とかありますよね。では、いつごろこういう道路で、こういう木を植えかえますから、ネーミングライツ募集しますと。では、1万円で植えてくださいとかいう話はできるような気がするんですよね。市にとってみれば、多少でも収入になるし、それから、ネーミングライツでお金を出すほうは記念になる、思い出になるでしょう。そういうのを考えたことはあるんですか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   例えば今、ネーミングライツというお話ですと通りの名前とか、そういうものに対して企業者さん側の冠をつけた中で、それに対する対価をいただくというようなことが、一般的にはネーミングライツなのではないかなというふうに思いますが、現在のところ、市の中で、例えば、その路線をどなたかの名前を冠してというのは基本的にはしていないというのが現状でございます。  できるかどうかということについては検討の余地はあろうかとは思いますが、それに合わせて、例えば、その通りの街路樹を全部植えかえるというようなことは、道路改正としては現実には余りないんですね。例えば樹木が全部枯れてしまえば、それを入れかえるということはあるかもしれませんけれども、今、樹木が生きていて、機能を果たしている中で変えるということは基本的にはないものですから、通りごと全て、樹種を変えてイメージを変えるということは、管理者としては、現実的にはなかなか考えにくいと考えております。  以上です。 ◆大須賀 委員   要望ですけど、まず、どこの道に何の木が植わっているかという話は、私は、データとして積極的に出してほしいし、なおかつ写真もつけて出してほしいんです。もっとできれば動画も。というのは、緑がつながっていますよね。庭園構想というのもあるけども、少なくとも道路の街路樹はつながっているんですよ。花が咲く場合もありますよね。そういうのをとても楽しみにしている市民って多いと思うんですね。そういう情報は、ちゃんときちんと出す。花には、それぞれストーリーがあるじゃないですか。というのをぜひお願いしたいと思います。  それから、ネーミングライツは、例えば桜の並木とかやっているところありますよね。確かに一帯のところが植えかわるということはないよね。ただ、計画の中では、植えかえるのがあるはずですから、それはそれでネーミングライツをやるということは1つの協働のあり方かなと思います。  それから、地域住民の要望ですけど、何で事前に上がらなかったかわかりませんけども、味の素スタジアム通りの飛田給駅から甲州街道までは、地域の要望で八重桜を植えたんでしゃないの。それも地域の自治会と地区協議会が連携して住民アンケートをとって、八重桜にしようということで、できた代表的な事例だと思うんですけども、担当課にその認識がなかったというのは超がっかりですね。  それから、もう1つ、ついでに言うと、八重桜をお願いしたんだけども、なぜか知らないけど、業者の手違いで一部、ギョイコウとウコンが来ましたよね。それはそれで、あれっと思ったけど、ただ、街路樹でギョイコウとウコンを植えているところはめったにないから、わざわざ遠方からも写真を撮りに来ているんですよね。  そこで、お願いをしてネームプレートをつけてもらったんですけど、ギョイコウとウコンの違いがいま一つわからなくて、これ、専門家でもわかりにくいというんだから、しようがない。ちょっと間違えちゃったと。そうしたら、市民から間違えているじゃないかと苦情を言われて、とっちゃったよね。それは、ちゃんと調べ直したんだから、ギョイコウはギョイコウ、ウコンはウコン、極めて珍しいので、きちんとネームプレートをつけてください。これから、それが調布の街路樹の大きな目玉になると思っています。  以上です。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、大須賀委員のほうからお話がございました特に樹種の件については、恐らく飛田給のときにも設計の段階で、沿線の住民の方々の御意見をいただいた上で設置したという認識を私はしておりますので、基本的には植えかえるということではない。ですから、タイミングとしては設計の段階で樹種を決めていくのが適切だろうなというふうに思っておりますので、その段階での対応については検討の余地はあろうかなというふうに考えております。  それから、樹種のネームプレートについては、現地を確認させていただきますが、ついていないようであれば、これはすぐに対応させていただきたいと思っております。  以上です。 ○小林 委員長   香西整備担当課長。
    ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   道路整備のほうにつきましては、私ども街づくり事業課のほうで対応させていただいております。新規に道路を整備する場合におきましては、当初、設計図の中に樹種、街路樹についても入れさせていただいて整備していくことになります。樹種の選定については、基本的には、街路樹に適した樹木というのが指針等に載っかっています。そういったものの中からある程度選定しまして、地元の方々の意見等をいただきながら整備しているというふうに進めている。  今、具体的にそういう話し合いをさせていただいているところは、道路というよりも駅前広場で、布田駅の駅前広場等については、ちょうど今、設計等まとまっているところなんで、地元の方々と意見交換しながら、樹種を選定させていただいたというところでございます。  以上です。 ○小林 委員長   いいですか。はい、大河委員。 ◆大河 委員   今、街路樹に対して御提案がありました。私は、武蔵境通りにかかわりましたので、あのときには都が出す設計の前段階で提示いただいて、武蔵野にゆかりのある樹種やいろいろなものを入れてほしいということや、一緒に歩いた中で保存も決めておりますので、道路の街路樹にかなり特徴がありますので、それは東京都の道路です。  しかしながら、市で、では、そういったものがあるのかというと、見つけるのはなかなか難しいですし、それを絵にしたり、動画にしたりすることは大変ではないかなと私は思いますので、もしどうしても、それが必要であれば、すてきなところの何かがあったら市民の方に投稿してもらって、ホームページに日によって変えるなり何なりというぐらいの話で、それを見たりする機会はなかなか難しいですので、むしろ、気持ちよく、そのことがきちんと整備されているような状況にしていくということに労力を使っていただければいいのではないかなというふうに、これは、私の感想ですけど、聞いていて思いました。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   このページと次のページは生活道路と狭隘道路にほぼかかわっている内容だというふうに思います。冒頭の部長の総括的な説明の中で、26年度については生活道路、特に力を入れたという趣旨のことが語られたというふうに私は受けとめているんですが、実際、予算書を見てみると、その形跡はよく見てとれるんですが、同時に、市政概要の80ページに生活道路の整備と狭あい道路の整備という表がありますよね。これを見ると、生活道路のほうは 4,300万円の減額、狭隘のほうが 4,500万円の増額ということで、細かい数字は別としても、大枠でいくと生活道路と狭隘道路、振りかえたのかなというふうに私には見えるんですが、予算書のほうでは、確かに道路管理、新設改良だとか含めて、かなりふえていることは認めるんですが、そこら辺の関係についてちょっと説明をお願いしたい。  2つ目なんですが、生活道路の用地買収、あるいは設計、新設改良、これの所管が道路管理課と街づくり両方にかかわっているんですが、ここの区分というか、違いというか、そのところについてちょっと説明を願えればというふうに思います。  3つ目なんですが、さっきちょっと話が出ていました人と環境にやさしい、それのいわゆる原山通り、これの一部分が予算化されていますけれども、この全路線にわたっての整備状況というか、今後の予定も含めて、どんなふうになるのかということですね。  それから、4つ目ですけども、人と環境にやさしい道路、これは、どういう種類の道路が適用対象になるのかということ。この4点について御答弁をお願いします。 ○小林 委員長   齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼街づくり事業課再開発・区画整理担当課長   1点目の御質問ですが、市政経営の概要の80ページ、生活道路の整備につきまして増減が 4,300万円の減ということで記載してございます。こちら街づくり事業課の所管の生活道路の整備の予算だけを示しておりまして、実際は生活道路の整備で道路管理課の予算がございます。予算書で言いますと、 181ページの下のほう、いわゆる道路管理課の括弧道路管理課とある下の道路整備費の生活道路実施設計委託料ですとか工事費、あと、道路用地費で、次のページの用地買収物件補償ということで、実際、道路管理課の予算が今年度より増額になっていまして、街づくり事業課と道路管理課を合わせて約 3,000万円強の増額ということです。  これ、市政経営の概要の書き方が街づくり事業課だけを書いているので、非常にわかりにくいということですんで、これは、来年度、ちょっとわかりやすい形でつくっていきたいというふうに考えております。  2点目の御質問ですが、街づくり事業課と道路管理課との仕分けなんですが、簡単に言いますと、道路を拡幅する、現在ある道路をさらに広げる、いわゆる用地取得させていただいて広げるというのが街づくり事業課。現在ある道路の中を改修するというのが道路管理課ということで御理解いただければと思います。  1つ、来年度の予算で、品川通りの太田塚のところ、あそこの整備については道路管理課で予算化させていただいておりますが、あそこ、実態として見た目は道路になっていないんですが、既に道路区域として認定されているというところで、そこの中の整備ということで道路管理課で整備するという仕分けになってございます。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   残りの御質問、3点目ですが、今回も人環の事業で計上させていただいています原山通りでございますが、今年度、三鷹市境から路線で言いますと神代植物公園通りまでの区間を全体の路線にしています。これをおおむね3分割で事業させていただくということでございまして、26年度計上させていただいていますのは、その2期工事分ということでございます。  したがいまして、我々としては、引き続き27年度に3期工事までを終えて、路線の完成を見たいと考えているところでございます。  4点目の人環の対象事業につきましては、この事業、平成15年からスタートしておりまして、前後しまして平成18年に交通バリアフリー新法になっているところでございまして、この交通バリアフリー新法の特定事業計画に入っている路線を中心として、それ以外、市内で改良を加えるべき路線ということで、市内おおむね13キロをこの対象にして、今整備を進めているところでございます。  主要な路線につきましては、これまでは一定程度工事を進めさせていただいていますが、品川通り、これがおおむね主要な路線になっています。これ以外には、先ほど申しました原山通りだったり、あるいは深大寺通りも路線の中に一応想定させていただいているということでございまして、これらを計画的に財政状況と調整しながら事業を進めさせていただいています。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   多分、都の補助事業だろうというふうに思うんですが、いわゆる採択要件の中には、今言ったバリアフリー法に基づく案件と、そのほかに何か構造的な条件というのはあるんですか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   路線につきましては、東京都の市町村土木補助のほうで対応させていただいています。その中でも、いわゆる車道と歩道のフラット化、そこを中心に構造を変えていきますので、その部分で補助の対応にしているということでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   そうすると、路線選択は都の要件というよりか、市のほうの選択に任されているということでいいんですか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   そうでございます。市の選択に合わせて、都の要件に合う内容のものについて補助を頂戴しているということでございます。  以上です。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   関連で。人と環境にやさしい道づくりで、対象道路3つということですが、新たに桜堤通りというのはどんな認識をお持ちかなという気がするんですよね。ここ1、2年で交通量が急速にふえまして、もうつながっちゃったもんだから。たしか、あれ、三中からぶつかってくるところでとまっていたときは、道路改良はされていなかったんですが、拡張して、狛江まで向かって道路がつながったときに、あの道路の整備は、多分、路面については、ここで言う低騒音排水性塗装がされていたり、歩道との段差解消されたり、都のみちづくり・まちづくりパートナー事業の中で取り組んだ事業だから、そこまではいいんですが、そこから京王多摩川の駅までの桜堤の流れについては、旧道路構造のままという状況なんですよね。ここは、今後、早急にというふうには求めませんが、人と環境にやさしい道路事業が東京都の補助事業の中でずっと続いていくようでしたら、市として早目にその対象道路として取り込んで、多分、一定区間が既に、この事業の中で対応した環境対応の舗装道路になっているでしょうから、延長部分についても対応できないのかなという気が非常にしています。  冒頭言いましたように、とりわけ品川道の迂回道路として非常に大きな交通量になってきていますので、多分、沿道の住民の方々にとっても、少しその辺、環境対応を、せっかく通過道路としての大きな機能を持ち始めたわけですから、やってもらいたいという希望が強いように思っていますので、御見解を伺いたいんですが。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   桜堤通りに関しましては、今、委員のお話のとおり市民要望、特に大型車両による振動に関する要望がかなり多く寄せられています。したがいしまして、26年度に舗装の改良については、日活撮影所付近のエリアを一定の区間で舗装の改良を行いたいというふうに思っています。  この路線については、今の整備状況が暫定の整備なんですね。いわゆる都市計画上の都市計画線が入っていますので、最終形になっていないということがございまして、すぐに人環の事業で対応するのは、現状なかなか難しいかなと思っていますので、そこについては市民の皆さんの要望に合わせて、まずは、その対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆漁 委員   結構です。 ○小林 委員長   ほかに。はい、清水委員。 ◆清水 委員   道路用地費の太田塚のところでちょっとお尋ねしたいんですけれども、太田塚、多分、皆さんも御存じだと思うんですけど、そんなに広いスペースではなく、あそこを改良するというのは、住んでいる方々の以前からの要望でもありましたけれども、ここを直すだけで 6,000万円もかかるんだと正直ちょっとびっくりしているんですけれども、あの太田塚のような課題を抱えている歩道といいますか、危険箇所というのは、市内にほかにもあるんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、御質問の内容につきましては、本件ほど主要な市道に面して歩道が一部機能していないというところについては、ないというふうに認識しております。 ◆清水 委員   国道とか都道もないという認識で。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   道路の規模その他について、国道、都道で大分違いがございますから、歩道がついているところ、ついていないところもございますので、種々あるかと思いますが、主要市道としては、この区間ほど歩行者に影響を与えているところはないのかなという認識をしているところでございます。 ◆清水 委員   ありがとうございます。 ○小林 委員長   漁委員。 ◆漁 委員   確かに主要市道ではないんでしょうけども、三中前通りの桜堤にぶつかるところの、三中から真っすぐおりてきて右側の一部突き出た部分ですね。歩道が、普通は1メーターちょっとあるのが、あそこは50センチぐらいしかなくて、多分、借地人さんと地権者との相続絡みのお互いの協議が調わないということで、今日に至っているという話は何度か伺ってはいるんですが、現状と解決に向けた市の役割みたいなものをどう認識されているのかなというのをちょっとお聞きしたいんです。  あそこ、中学生の通学路でもありますし、杉森小も向いにありますから。杉森小の小学生の通学路でもありますし、傘を差して歩くと、車道側に傘を出さないと通れないという、そんな形状になっているものですから、現状と市としての役割、今後の方向性についてお聞きしたいと思います。 ○小林 委員長   はい、齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼街づくり事業課再開発・区画整理担当課長   委員おっしゃいました三中通りのところですが、地権者様とお話をさせていただいている中で、いろいろ地権者様の御事情もありまして、この場で細かいところまでちょっと申し上げられないんですが、現状、まだ御理解いただいていないというのが実態でございます。  当然、市としましても、確かにあそこだけが歩道が狭いということは認識しておりますし、早く整備したいという思いがございますので、今後も交渉は続けて、解決に向けて進めていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆漁 委員   ぜひ、そうお願いしたいと同時に、何か有効な手段というのは選択肢の中であるんですか。こういうやり方が一応考えられるんだけどとか。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   なかなか表に出させない問題で、本来であれば、定期的にどういう状況になっていますというのを御報告できればいいんですが、地権者側の事情もありということで、この太田塚も足かけ何十年かかけての交渉。それと、その中では、地権者の中で親族同士のちょっと相続の問題があったり、訴訟の問題があったりということで、見守っている状況です。ただ、連絡の糸を切らずに、ずっと継続して把握して、そのチャンスになったら予算づけも含めて御相談させていただくというような形で動かざるを得ないところがあります。  近年では佐須街道、柏野小のずっと東側に小屋が出ておりましたが、あれも長年の交渉の結果、解決して、ちょっと数年前ですが、歩道の拡幅整備を終えたところです。  そういうところで、若宮八幡通りにあったり、市道でボトルネックになっている歩道の部分が数箇所まだございますが、そういう事情があって、なかなか細かい御説明、御報告が定期的にできない状況であるというのもちょっと御理解いただければと思います。 ◆漁 委員   了解しました。よろしくお願いいたします。 ○小林 委員長   ちょっと委員長を交代します。 ○清水 副委員長   はい、小林委員。 ◆小林 委員   先ほど大須賀委員のお話の中のネーミングライツの話なんですけども、先ほど原山通りの改修をやるときに、調布市の意向でやられるような形をとられるということであったようにお伺いしていますので、そういうときに樹木を植えて、そういった形で進められるといいのかなと、ふと思ったんですが、いかがですか。 ○清水 副委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   原山通りに関しまして、先ほど御報告させていただきましたとおり、今年度、1期工事については、この3月末に工事が完了してしまうということで、通りに面した街路樹に対してのネーミングライツというのは、現実的に、今からの話ではちょっと難しいのかなというふうに考えております。  ネーミングライツの考えとしては、理解するところではあるんですが、前段、例えばネーミングライツは、一般に公募しなければいけないということもあって、そういう意味では、我々の非常に限られた設計時間の中で設計し、工事をする中に、その期間を入れるのが現実にはなかなか難しいのではないかというふうに考えているところでございます。
     以上です。 ◆小林 委員   期間はいろいろあるだろうと思うんだけど、やる気があれば、では、来年の事業でちょっと取り組んでみようとか、そういう形というのは、気持ちがあればやれるんだよね。だから、齊藤街づくり事業課長のように、きちっと大声で言える人なら、ちゃんとやってくれるのかなというふうに思っておりますので(笑声)、これは意見としてね。  もう1つだけ、選定でイチョウなんかも入っていると思うんだけど、あれは滑るし、実がなればちょっと香ばしいにおいがするし、堆肥にもならないし、まないたぐらいにしかならないから、だから、できれば調布はイチョウは植えてほしくないなと。これも意見ですので、選定するときに、なるべくその木は外していただけたらなと思いますので、意見としてね。  以上です。 ○清水 副委員長   委員長を交代します。 ○小林 委員長   ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、なければ都市整備部所管の前半部分、道路橋りょう費までの質疑、意見を打ち切ります。  ここで暫時休憩いたします。再開は1時10分とします。よろしくお願いします。    午前11時27分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時10分 開議 ○小林 委員長   委員会を再開いたします。  午前中は議案第30号の都市整備部所管の前半部分、道路橋りょう費までの質疑を終えておりますので、これより後半部分、住宅費までの説明をお願いいたします。はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   都市整備部所管後半部分につきまして御説明いたします。 184ページ、 185ページをお願いいたします。  款40「土木費」、項15「都市計画費」、目5「都市計画総務費」でございます。  都市計画総務費は、25年度に比較して11億 7,000万円余、約62.2%の増となっております。右側の説明欄に沿って御説明いたします。  最初の◎一般職人件費でございます。こちらは都市整備部長、参事、副参事2人と一般職員、都市計画課20人、街づくり事業課33人、用地課9人、交通対策課10人及び環境部緑と公園課の22人、合計98人と再任用9人の職員給、諸手当等、時間外勤務手当、共済費でございます。  次に、農政課分を飛ばしまして、都市計画課所管の◎都市計画管理事務費につきましては、前年度と比較して 1,420万円余の増となっております。これは、深大寺周辺地区の市道 137号線における街なみ環境整備事業の実施や、公共サイン計画等検討調査の皆増などによるものでございます。  最初の都市計画審議会委員等報酬14人につきましては、調布市都市計画審議会条例第3条第4号に規定する、関係行政機関の職員を除いた都市計画審議会委員12人及び都市計画審議会専門委員2人の委員報酬を計上しております。  次に、景観審議会委員報酬10人につきましては、平成26年2月に調布市景観計画を策定し、平成26年度から調布市景観条例を全面施行し、調布市域における景観行政について、本格的に市が担っていくこととしております。景観審議会は、良好な景観の形成を推進するため、良好な景観の形成に関する重要事項を調査、審議する市長の附属機関として置くものでございます。条例25条に規定する市民2人、学識経験者5名及び市内で活動する市民団体または関係団体が推薦する者3人の委員報酬を計上しております。  続きまして、景観アドバイザー謝礼につきましては、景観条例第33条に規定する景観計画区域内で行われる事業に対して景観計画の趣旨を十分に反映させるための助言や、住民主体の景観づくりに対するアドバイスなどを行うため、景観に関する専門的な知識を有するアドバイザー5人の謝礼を計上しております。  続きまして、職員旅費につきましては、都市計画課職員の普通旅費及び研修会や協議会参加旅費を計上しております。  次の都市計画情報管理等委託料につきましては、毎年度作成しております都市計画図等のほか、都市計画情報管理システムのデータ更新を行うための費用でございます。  次の景観計画等検討調査費につきましては、景観計画の運用に際して、景観形成基準等がイメージしやすくなるように景観形成ガイドライン等の検討調査等に要する費用でございます。  次の公共サイン計画等検討調査委託料につきましては、平成24年3月に策定されました調布市公共サイン整備方針を踏まえ、老朽化や管理面での課題に対応するため、全庁的なサインの統括管理方法や統一化に向けて検討するために要する費用で、新規に設定させていただいたものでございます。  次の都市計画マスタープラン策定等検討調査費につきましては、平成10年に策定した都市計画マスタープランについて、引き続き改定に向けた検討を行うとともに、用途地域の指定基準等について検討するために要する費用でございます。  次の光ディスク入力委託料につきましては、開発指導要綱に基づく協定書の保存及び前年度受け付けをしました用途地域及び都市計画道路等の証明申請書の保存に要する経費でございます。  次の街区表示板表示費につきましては、町名、地番を表示するアルミ板で電柱等に掲示しているもので、この街区表示板を作製するために要する経費でございます。  次に、街なみ環境整備事業費につきましては、深大寺地区における遊歩道、散策路の整備やサイン整備など、街なみ環境整備事業の実施に要する経費でございます。  なお、平成25年度に予算化いただきました深大寺地区まちづくり検討調査委託料につきましては、街なみ環境整備事業の実施移行に伴い皆減となっております。  次に、都市計画情報管理システム費につきましては、都市計画に関連する情報システムの機器等の借り上げに要する経費でございます。  次の印刷製本費につきましては、景観ガイドライン及び都市計画マスタープランの印刷に要する経費でございます。  消耗品費につきましては、都市計画課業務に使用する文具やプリンター消耗品等及び法規集などの図書購入料などに要する経費でございます。  次の機器借上料につきましては、ネットワーク対応複合機及びプロジェクターの借り上げに要する経費でございます。  次の各種負担金につきましては、都市計画関連の協議会等の負担金等に要する経費でございます。  諸経費につきましては、都市計画審議会と景観審議会の議事録筆耕翻訳料や通信費及び賄い費など、運営等に要する経費でございます。  なお、25年度に予算化いただきました都市計画基礎調査委託料につきましては、都市計画法に基づく5年に一度の調査であり、皆減となっております。  続きまして、◎街づくり支援事務費でございます。前年度と比較して28万円余の増額となっております。主な増額要因としては、現在、活動している街づくり準備会等が街づくり協議会への移行を予定していることなどによるものでございます。  次に、街づくり審査会委員報酬5人につきましては、委員報酬として年4回分を計上しております。  次の街づくり支援事業費につきましては、調布市ほっとするふるさとをはぐくむ街づくり条例に基づき、市民参加のまちづくりの推進に係る経費でございます。内容といたしましては、街づくり提案作成助成、住民発意の街づくり活動を行っている協議会及び準備会への活動費用、専門家の派遣に伴う講師謝礼などに対する助成でございます。  次の諸経費につきましては、街づくり審査会の議事録筆耕翻訳料や通信費など、運営等に要する経費でございます。  次の◎地区整備事業費でございますが、前年度と比較しまして 3,720万円余の増額となっております。主な増額要因としましては、電気通信大学の協力が得られ、主要都道12号線西側沿道の歩道整備工事を実施することによるものでございます。  次の地区整備計画図書作成等委託料につきましては、柴崎駅周辺地区、入間町地区、国領8丁目周辺地区、調布駅周辺地区の検討調査委託料及び多摩川一団地の住宅施設に係る検討調査委託料でございます。  次に、測量等委託料につきましては、仙川駅周辺地区など、既決定の地区計画区域における壁面後退部分や区画道路の測量に要する費用でございます。  地区整備工事費につきましては、電気通信大学西側敷地の一部を無償でお借りし、都道12号線西側沿道における歩道整備工事の実施に要する費用でございます。  平成23年3月に都市計画決定いたしました富士見町3丁目地区地区計画の方針に掲げる歩行者空間ネットワークの実現に向けて、新規に計上するものでございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   続きまして、街づくり事業課所管分の都市計画管理事務費でございます。都市計画管理事務費につきましては、旅費や消耗品費等の金額の精査により、平成25年度比で17万円余の増額となっております。  職員旅費につきましては、街づくり事業課職員34人分の普通旅費及び研究会や協議会参加旅費に要する費用でございます。  都市計画情報管理等委託料につきましては、毎年度、更新、作成いたしております都市計画道路現況図を作成するために要する費用でございます。   186、 187ページをお願いいたします。  印刷製本費につきましては、中心市街地のまちづくりに係る市民向けパンフレットの印刷に要する費用でございます。  消耗品費につきましては、街づくり事業課の業務に使用する文房具や被服等の購入に要する費用でございます。  機器等借上料につきましては、説明資料等の作成のために使用するカラープリンターの借り上げに要する費用でございます。  各種負担金につきましては、街づくり事業課に関連する全国連続立体交差事業促進協議会などの負担金等に要する費用でございます。  諸経費につきましては、会議賄いや郵送料など通信運搬費などに要する費用でございます。  続きまして、街づくり事業課所管分の◎地区整備事業費でございます。地区整備事業費につきましては、駅前広場の整備について、布田駅前広場及び国領駅前広場では整備工事に着手するとともに、調布駅前広場については事業認可を取得し、必要な用地の確保に着手することから、平成25年度比で4億 3,412万円余の増額となっております。  まず、中心市街地鉄道敷地等整備費につきましては、平成25年度に引き続き、測量業務を実施するとともに、今後の整備に向けた基本設計を実施するための費用でございます。  中心市街地駅前広場等整備費につきましては、調布、布田、国領、3駅の駅前広場の事業に要する費用です。  調布駅前広場については、平成27年度の工事着手を目指して実施する広場及び電線共同溝の設計に要する費用、用地取得に要する費用、調布駅前広場口仮上屋の管理委託等に要する費用でございます。  布田駅前広場については、広場の整備工事に要する費用でございます。  国領駅前広場につきましては、広場の修正設計に要する費用及び本設のロータリーを整備するための空間が必要なことから、仮設ロータリーを北側に設置する暫定工事を行うための費用でございます。  次の国領駅東地区整備事業費につきましては、金子アパートと柴崎方面を結ぶ野川にかかる車橋に係る修正設計委託及び橋梁かけかえ工事に要する費用でございます。平成25年度に実施する予定でありましたが、車橋下部工事(その1)において応札者不在による工事入札中止により、工事を中止せざるを得なかったもので、今年度、再計上をお願いするものでございます。  なお、車橋の整備を行っている国領駅東地区住宅市街地総合整備事業の概要につきましては、パンフレットを資料送付させていただきましたので、そちらをごらんください。  次の中心市街地区画道路等整備費につきましては、地区計画に位置づけられた区画道路の整備に要する費用でございます。調布駅周辺地区地区計画における区画道路4路線の測量、設計等に要する費用及び取得済み用地の用地管理費を計上しております。  次の用地特別会計繰出金につきましては、債務負担行為により、平成26年度に調布市土地開発公社が取得予定の区画道路用地に対する利子の償還分でございます。  なお、昨年度まで予算計上しておりました調布駅前広場開口部整備負担金(債務負担解消分)につきましては、調布駅広場口の整備が完了したことから皆減となっております。  次に、◎京王線線増連立事業促進費でございます。京王線線増連立事業促進費につきましては、平成25年度比で6億 5,009万円余の増額となっております。  事業促進調査委託料につきましては、京王線連続立体交差事業等の進捗に伴い、変わりゆく調布市内の状況を映像で記録することに要する費用でございます。  京王線連立事業負担金につきましては、地方財政法第27条を根拠とする連続立体交差事業の実施に伴う区市の負担についてに基づく、京王線連続立体交差事業の平成26年度分の調布市負担金でございます。  なお、京王線連続立体交差事業につきましては、平成26年度で完了の予定であり、当初計画の調布市負担金の残金を全額計上しております。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、畑山用地課長。 ◎畑山 用地課長   続きまして、用地課所管分の◎用地事務費でございます。総額では 2,253万円余、前年度に比べますと13万円余の減となっております。  最初の街づくり専門嘱託員報酬につきましては、都市計画道路など公共事業用地の取得に必要な人件費として計上するものでございます。  次の職員旅費から用地管理費までは、用地取得などに要する経費として計上しております。  用地特別会計事務費繰出金につきましては、調布市土地開発公社への交付金であります。内容といたしましては、公社の管理運営に要する委託料などの経費として計上するもので、前年度と同額となっております。  次の諸経費でございますが、用地関係事務の情報交換及び連絡調整などを目的とした組織である東京地区用地対策連絡協議会への負担金や通信運搬費などを計上いたしております。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、塚田交通対策課長補佐。 ◎塚田 交通対策課長補佐   続きまして、交通対策課所管分の◎都市計画管理事務費でございますが、前年度と比較して 573万円余の増額となっております。その主な要因といたしましては、交通計画等策定費の増額によるものでございます。  2つ目の交通計画等策定費につきましては、前年度と同様にバリアフリー推進協議会等の委員等謝礼を計上したほか、ミニバス3路線開通後の公共交通について検討するため、バスネットワーク計画策定に向けた調査委託料を計上させていただいたものであります。  1つ飛びまして、各種負担金につきましては、関東ブロック都市交通計画担当者会議等の参加費でございます。  諸経費につきましては、委員会等の委員への案内状や資料送付の通信運搬費でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長 
     はい、桑名街づくり事業課副主幹。 ◎桑名 街づくり事業課副主幹   続きまして、目6「土地区画整理事業費」でございます。対象事業は布田駅南土地区画整理事業でございます。平成25年度比で 7,918万円余、約61.7%の減額となっております。これは、昨年度で建物移転及び道路整備等の工事が終了したことによるものでございます。  初めに、◎土地区画整理事業推進費です。右側の説明欄に沿って、上から順に御説明いたします。  土地区画整理事業専門嘱託員報酬につきましては、本事業の円滑な実施に必要な専門嘱託員1名の報酬費でございます。これは、事業終了に向け、換地処分等の業務を行うものでございます。また、昨年度で建物移転が終了したことにより、補償担当の専門嘱託員2名を減員いたしました。  続きまして、土地区画整理審議会委員報酬及び土地区画整理評価員報酬につきましては、土地区画整理事業に必要な意見を市長に答申する審議会委員10名及び評価員3名の報酬費でございます。  続きまして、土地区画整理事業調査等委託料につきましては、業務支援として地権者対応資料や審議会資料及び換地計画等法定図書の作成を委託するための費用でございます。  管理事務費につきましては、布田駅周辺地区まちづくり事務所のリース料ほか事務所の光熱水費の諸経費でございます。  土地区画整理事業整備費につきましては、道路及び施工者管理地の維持修繕のために要する費用等でございます。  次に、国領北浦地区土地区画整理事業補助金につきましては、平成24年度から予算化されましたが、国領北浦地区土地区画整理組合に対し、調布市土地区画整理事業助成要綱に基づき活動の運営費を助成するための費用でございます。  なお、国領北浦地区土地区画整理事業につきましては、平成26年度に完了する予定でございます。また、昨年度まで予算計上しておりました土地区画整理事業補償費につきましては、平成25年度で移転補償が完了したため皆減となっております。  次に、◎土地区画整理事業用地費でございます。土地区画整理事業用地費につきましては 719万円余の減額となっております。これは、事業進捗に伴って用地管理費が減額となったことによるものでございます。  事業用地管理費につきましては、用地の除草や外柵の設置等の維持管理に要する費用でございます。   188、 189ページをお願いいたします。  続きまして、目8「市街地再開発事業費」でございます。対象地区は調布駅北第1A地区、調布駅北第1B地区、調布駅南口東地区でございます。市街地再開発事業費につきましては、平成25年度比で6億 486万円余、約33.7%の増額となっております。増額の主な理由といたしましては、北第1A地区と南口東地区は、引き続き施設建築物の建築工事を進めることに加え、北第1B地区においても除却工事、8月ごろからは施設建築物の建築工事を開始する予定で、おおむね順調な事業進捗を反映していることによるものでございます。  右側説明欄に沿って説明いたします。◎調布駅周辺市街地再開発事業推進費です。上から順に、北第1地区市街地再開発事業補助金につきましては、A地区市街地再開発組合に対する建築工事費等及びB地区市街地再開発個人施行者に対する除却費や建築工事費等にかかわる補助金でございます。  北第1地区公共施設管理者負担金につきましては、A地区における市道である区画道路を整備するための工事費にかかわる公共施設管理者負担金でございます。  南口東地区市街地再開発事業補助金につきましては、同地区市街地再開発組合に対する建築工事費等にかかわる補助金でございます。  南口東地区公共施設管理者負担金につきましては、同地区における広場及び市道である区画道路及び歩行者用通路を整備するための工事費にかかわる公共施設管理者負担金でございます。  なお、昨年度予算計上しておりました整備委託料につきましては、都市計画道路の調布7・5・1号線の整備に先立ち、都道の区域変更などの資料作成業務が完了したため皆減となりました。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   続きまして、目10「街路事業費」でございます。街路事業費につきましては、平成25年度比で4億 9,219万円余、約25.1%の減額となっております。対象となる都市計画道路は、三鷹通りの旧甲州街道から甲州街道付近の調布3・4・26号線、布田南通りの京王線から旧甲州街道間の3・4・26号線、蓮慶寺の西側の通りの3・4・28号線、市役所前通りの鉄道交差部付近の7・5・1号線、西調布駅北側の3・4・32号線、飛田給駅南側の3・4・33号線の5路線、6カ所でございます。  このうち事業中の路線といたしましては、東京都の新みちづくり・まちづくりパートナー事業として3・4・26号線、街路事業として3・4・28号線、3・4・33号線、道路事業として3・4・32号線、京王線連続立体交差事業として7・5・1号線の5路線でございます。事業実施前の調査検討中の路線といたしましては、3・4・26号線の京王線から旧甲州街道間までの区間、1路線を予定しております。  それでは、◎都市計画道路整備費について御説明いたします。都市計画道路整備費につきましては、調布3・4・32号線と調布3・4・33号線で、電線共同溝の本体工事が開始することによる増額、調布3・4・32号線の用地取得が完了したことによる用地買収費と補償費の減額などにより、平成25年度比で5億 1,647万円余の減額となっております。  都市計画道路整備費につきましては、調布3・4・26号線、3・4・28号線、3・4・32号線、3・4・33号線の設計委託、3・4・33号線の電線共同溝引き込み、連系管の設計、工事委託、調布市道路網計画策定調査委託などに要する費用でございます。  道路網計画策定調査委託は、東京都が進めている東京における都市計画道路の整備方針、いわゆる第四次事業化計画の策定において、調布市として、都市計画道路の優先整備の考え方を検討整理することなどを目的として実施するものでございます。  都市計画道路築造整備費につきましては、調布3・4・32号線、3・4・33号線の電線共同溝本体工事、調布7・5・1号線の鉄道交差部の道路築造工事に要する費用でございます。  都市計画道路用地買収費につきましては、3・4・26号線、3・4・28号線の2路線に関する用地買収費でございます。  都市計画道路補償費につきましては、用地買収費と同じ2路線の用地買収に係る物件に対する補償費でございます。  次に、◎都市計画道路整備諸経費について御説明いたします。都市計画道路整備諸経費につきましては、事業進捗に伴う土地鑑定評価・物件調査委託料の増額などにより、平成25年度比で 2,428万円余の増額となっております。  土地鑑定評価・物件調査委託料につきましては、用地買収を予定している3・4・26号線、3・4・28号線の2路線に係る用地買収費及び補償費の算定に要する費用でございます。  測量委託料につきましては、都市計画道路の事業用地を取得後、残地での再建等において必要に応じて実施する境界ぐいや幅ぐいの設置等に関する測量業務委託に要する費用でございます。  取得済用地管理費につきましては、都市計画道路の事業用地の取得後、整備までの間、事業用地の閉鎖管理のため、管理柵の設置や防じん舗装などを行うために要する費用でございます。  管理事務費及び諸経費につきましては、都市計画道路事業中路線の道路照明、電気使用料及び新みちづくり・まちづくりパートナー事業で進めている路線の業務に要する事務費等でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、塚田交通対策課長補佐。 ◎塚田 交通対策課長補佐   続きまして、交通対策課所管の目13「市営駐車場事業費」でございますが、運営効率化の見直しを行い、前年度と比較して 216万円余、率にして約 2.8%の減となっております。  ◎国領駅南口市営駐車場事業費でございます。国領駅南口市営駐車場運営委託料につきましては、市営駐車場の運営についての業務委託料等でございます。夜間の機械警備を導入するなどの業務運営の効率化を図り、 649万円余を減額いたしました。  次の国領駅南口市営駐車場機器等借上料につきましては、夜間機械警備により運営するための機器等の借り上げのため、新たに計上させていただきました。  国領駅南口市営駐車場維持管理費負担金につきましては、ココスクエア国領ビルの持ち分相当の管理費、共益費にかかわる調布市負担分でございます。  続きまして、 190、 191ページをお願いいたします。目20「公遊園費」について御説明いたします。  右側説明欄の最下段になりますが、道路管理課所管分、◎公遊園管理費でございます。管理運営委託料につきましては、河川管理者である東京都と締結した協定書に基づき調布市が受託して実施している業務であり、野川、仙川の河川区域内の草刈り、清掃、植栽管理等を行うための費用でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   続きまして、 192、 193ページをお願いいたします。  目30「都市基盤整備事業基金費」、◎基金積立金でございます。基金積立金につきましては、平成25年度比で61万円余、約 4.3%の増額となっております。  基金積立金につきましては、都市基盤整備事業基金に積み立てるためのもので、平成25年度と同額を計上いたしております。  利子積立金につきましては、都市基盤整備事業基金の利子収入分を基金に積み立てるためのものでございます。  なお、平成25年度末の基金残高見込みは18億 4,768万円余であり、平成26年度の基金取り崩し額6億 9,947万円余と基金積立金 1,485万円余から、平成26年度末残高は11億 6,306万 5,622円となる予定でございます。  以上でございます。 ○小林 委員長   はい、奥村住宅課長。 ◎奥村 住宅課長   続きまして、 住宅課所管分につきまして御説明いたします。  194ページ、 195ページをお願いいたします。  項20「住宅費」、目5「住宅管理費」でございます。平成25年度予算額と比較して 5,825万 1,000円、 8.7%の増額となっております。  それでは、右ページの説明欄に沿って御説明いたします。  ◎一般職人件費でございます。住宅課職員7人分の一般職職員給、諸手当等、時間外勤務手当及び共済費でございます。  次に、◎市営住宅等管理費でございます。その内訳でございますが、職員旅費につきましては、各種会議、研修及び補助金申請等のための都庁への出張など、職員7人分の出張旅費でございます。  消耗品費につきましては、事務用消耗品や市営住宅事務にかかわる専門書などの書籍購入費等でございます。  通信運搬費につきましては、市営住宅使用料の納付書及び督促状や市営住宅だより等に要する郵送料でございます。  樹木剪定等委託料につきましては、年1回の7市営住宅敷地内の樹木剪定などに要する委託料でございます。  保守点検委託料につきましては、給水設備及び消防設備の保守点検委託料のほか、下石原及び調中前市営住宅のエレベーター設備保守点検委託料などでございます。  なお、平成25年度に実施いたしました3年に一度の法令点検である特殊建築物定期点検がないことから、平成26年度は、本委託費については皆減しております。  次に、維持補修費につきましては、施設の適正な維持管理のための修繕に要する経費ですが、退去後のリフォームの実績件数や決算額などを勘案いたしまして予算計上しております。  次に、使用料収納事務費につきましては、市営住宅使用料の口座振りかえにかかわる手数料及び委託料など、収納事務に要する経費でございます。  市営住宅等管理システム賃借料につきましては、市営住宅等にかかわる公営住宅管理システムの保守点検を含む機器借上料で、使用料徴収にかかわる家賃算定に対応するシステム賃借料8カ月分に加え、契約満了に伴い新規の機器借上料4カ月分などを計上しているため、前年度と比較すると増額計上してございます。  次に、諸経費につきましては、消火器廃棄手数料を前年度と同額計上しているものでございます。  最後に、平成25年度予算計上しておりました市営住宅長寿命化計画策定費につきましては、策定業務委託が完了したため皆減となっております。  続きまして、◎住宅対策事業費でございます。平成25年度と比較いたしまして 6,125万円余の増となってございます。その内訳ですが、初めに住宅資金利子補給金につきましては、調布市住宅資金の融資あっせんに関する規則に基づき、あっせんした資金にかかわる利子のうち市が負担する利子相当額を計上してございます。  分譲マンション耐震化促進事業費につきましては、分譲マンションセミナー開催のための講師謝礼や、分譲マンションの耐震診断による助成金でございますが、平成26年度、新たに専門家を派遣する耐震アドバイザーを導入し、安全・安心な住環境づくりを推進してまいります。  また、この耐震アドバイザーにつきましては、市民の利用を促進するため、東京都の事業であるマンション啓発隊の実施を予定してございます。マンション啓発隊は、東京都職員、地元自治体職員、専門家が3人1組で啓発隊を組織し、旧耐震基準の分譲マンションの管理組合等を訪問して、個々のマンションが抱えている課題を聞き取りながら耐震診断の必要性や支援制度を説明し、耐震診断実施に向けた助言などを行うものです。  調布市内の対象となる旧耐震基準の分譲マンション 115棟につきまして、マンション啓発隊を実施するため、現在、東京都とスケジュールや詳細な内容について協議しているところでございます。  続きまして、木造住宅耐震化促進事業費につきましては、木造住宅の耐震診断助成金や耐震改修工事に対する助成金でございますが、平成26年度、新たに木造住宅の耐震アドバイザーを導入する委託料を計上してございます。  木造住宅につきましては、東日本大震災直後と比較すると、耐震診断実施の鈍化傾向が見られることや、耐震診断から耐震改修に至らない状況を踏まえまして、耐震化の意識高揚と円滑な促進を図るため、耐震アドバイザーの導入とあわせまして、各地域に出向き、個々の実情に即した効果的な相談会を実施してまいりたいと考えております。  次に、居住環境支援事業費につきましては、バリアフリー適応住宅改修補助金と高齢者世帯等民間賃貸住宅家賃等保証助成金でございます。平成25年度と比較して 800万円余の減となっておりますが、これは、わかりやすい予算体系とするため、太陽光発電設備等補助金を環境負荷軽減促進事業へと予算を組みかえたことによるものでございます。  次に、長期優良住宅認定等委託料につきましては、長期優良住宅の認定基準等を住宅性能評価機関に審査委託した場合に要する経費でございます。この認定にかかわる事務につきましては、平成26年度から住宅課から建築指導課へ事務移管を予定しております。  続きまして、環境負荷軽減促進事業費につきましては、予算の組みかえにより増額しておりますが、本経費は、太陽光発電設備等取りつけ等工事費補助金を計上しているものでございます。前年度と同様に 100件分を計上しておりますが、平成25年度の実績額を勘案いたしまして、1件当たり平均補助金額を前年度と比較して1万円減となる8万円としております。  次に、住宅マスタープラン策定費につきましては、住宅マスタープラン改定検討委員会5回分の委員9人への謝礼や、委員1人の旅費のほか、住宅マスタープラン改定業務委託料などでございます。  次に、緊急輸送道路耐震化促進事業補助金は、耐震診断31件、補強設計14件、耐震改修等11件に要する補助金を計上しております。国拡充分が加算され、所有者負担が軽減されたことから、引き続き災害時の復旧・復興の大動脈となる特定緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化を促進してまいります。  また、国拡充分加算分につきましては、別に申請が必要で、本申請に伴う支払いについては日本銀行から直接となるなど、市民にとっては申請手続等が煩雑になっております。そのため受け付けに当たりましては、より丁寧に対応してまいりたいと考えてございます。  なお、国に対しては、都を通じ従来どおりの簡素で、利便性の高い申請手続等となるよう継続して要望してまいります。  最後に、諸経費につきましては、住宅対策事業にかかわる郵送料や分譲マンションセミナー及び相談会の賄いなどを計上してございます。  最後の◎市営住宅対策費でございます。市営住宅改修工事につきましては、平成25年度予算額と比較して皆増してございます。7市営住宅のうち下石原市営住宅及び調中前市営住宅を除く5つの市営住宅につきましては、物置を設置しておりますが、経年劣化が進み、倒壊などの危険度が高まっていることから、御案内のとおり、居住者の安全のみならず、歩行者の安全確保のため、順次撤去を予定しております。平成26年度は、特に劣化が進んでおります八雲台市営住宅と富士見第1市営住宅の物置撤去工事を実施してまいります。  平成26年度調布市一般会計予算についての説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。  以上でございます。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。それでは、住宅費までの質疑、意見を求めます。  最初に、 184、 185ページ。はい、平野委員。 ◆平野 委員   都市計画管理事務費、また、街づくり支援事務費、地区整備事業費、合わせて1億円を超える大きな内容なんですけども、今後、都市計画の計画としては、都市計画審議会を経て都市計画決定、そして、条例化されていくスケジュールになっていますけども、この都市計画の中で、特に入間町周辺地区の計画に対して物すごい違和感を私は感じておりますので、ちょっとそこについて質問させていただきます。  具体的には、入間町2丁目の住民が市に対して物すごい不信を抱いておりますので、不信を抱いたまま予算を、はい、わかりましたというわけにはいかないので、ちょっと質問させていただきます。  入間町地区に関しては、都市計画決定に向けて、「入間町地区の街づくりにむけて」という、こういう冊子がつくられているんですね。これは都市計画課がつくっているものです。
     実際、入間町周辺地区街づくり懇談会というのは25年度に発足されて、そこからこういうパンフレットが今まで何号かつくられて、こういったパンフレットは、予算の中でいくと、地区整備計画図書策定等委託料とか、こういったところに入ってくるんですけども、実際、この中でスケジュールが書かれております。  第1回懇談会、第2回懇談会、今後、都市計画審議会にかけられて、市議会での議決、条例化するというふうに大きな、大事な重要なことなんですけども、実はこれに関しましては、この中にもございますけれども、もともとNTTの社宅が建っていた土地がございます。2階建てぐらいの小さな低い社宅が建っていたところがなくなりまして、NTTが売却したというか、そこを手離して、その後、平成20年3月31日付で住友とか長谷工が買っているんですね。この地図で言うと、紫のここの部分なんですね。  しかも、この紫の部分は、入間町2丁目の人には全く何も知らされてなくて、3丁目の人が中心にこれをやっているので、急に3丁目の人たちから聞かされて、えっ、そんなところに8階建てが建つのというような話になっていまして、私がこういったパンフレットがあるけども、これは、この土地に一番隣接する、ここの人たちが2丁目の人なんです。本当の目の前の人たち。  その人たちに、今まで計画、こういうふうに進んでいますよということでお知らせを受けていましたかというふうに聞いたら、そういうことは一切ないと。3丁目の人にこれを見せてもらったということで、近隣の住民には全く何も知らされていない中、急に8階建てが建ちますよということを決められて、お知らせを受けたということで、これ、3月21日の日に入間地域センターで、次の懇談会が行われるんですけど、みんな相当怒って、多分、2丁目の人たちが決起してみんな来られると思うんですけども、こういった重要な問題が、実際、重大なことになっているんですね。  それで、このときに、私がちょっと不思議だなと思うのは、もともとNTTの社宅があったときは、ここは高さ制限15メーターだったんです。それが平成18年4月に、調布市が調布市都市計画高度地区の変更ということで、高さ制限を15メーターから25メートルにしたわけです。ここは、写真で言うと、国分寺崖線のこういうところなんですよ。崖線の台地になっているところというか、既にこの部分が、周りの2丁目のほかの人たちのおうちよりも3メーターぐらい高いんです。すぐ近くに陵山公園という公園がありますけども、ここにどかんと横に5階建ての都営があるんですけど、それより3メーターぐらい高い台地に8階建てが建つというようなことが、もう決まってきているんですね。いつでも工事に入れるというような状況になっているんです。  それで、わざわざ平成18年4月に都市計画の高度地区の変更で、25メーターまで大丈夫ですよとしたから、もし、それが15メートルのままだったら、建設しようとしても上までいかないから採算もとれない。だけど、25メーターにしたら、計算でいくと8階まで建てられる高さになるから、採算がとれるから、こういうふうにマンションが建つというふうになってきているんですけども、そもそも国分寺崖線の景観基本軸の中には、ちゃんと高さとか書いてあるんです。高さは崖線の緑や周辺建築物のスカイラインと調和を図り、著しく突出した高さの建築物は避ける。特に崖線の樹木に隣接する敷地では、崖線の低地部から見たときに、崖線の台地部の樹木の最高の高さを超えないようすると書いてあるんですね。  もし、こんなところにそんなのが建ったら、この辺が日陰になって、物すごく枯れやすくなります。ここの地域だけ物すごい違和感になりますね。  そういった中で、今年度もこういうふうに1億円規模の予算を組まれて、このまま条例化に向けてどんどん進んでいくんですね。  ですから、その前にちょっとお伺いしたいなと私は思いまして、物すごい違和感を感じる内容について、ちょっと御説明していただきたいと思います。 ○小林 委員長   平成18年度の高度地区変更も含めた形で、どういういきさつで変更したかを含めて答弁をお願いしますね。はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   まず、お話ありました15メートルの高さ制限についてですが、平成18年度の絶対高さ高度地区導入以前は、この地域、第二種高度地区ということで斜線型の制限でありまして、25メートルを超えても建てられるような状況だったということは御理解いただければなと思っております。  ですので、当時から15メートルということでは指定というものは存在していなかった。要は建物として低層の建物、15メートル程度の建物が存在していたというところでのお話かなというふうに思っております。こちらの点はよろしいでしょうか。 ◆平野 委員   まず、今さわり程度ですけども、ここはもともとNTTが持っていた土地で、NTTというのは電波を扱うから、大事なところだから、多分、高さ制限がもともとなかったんじゃないですか。違うんでしょうか。それで、もともと低層の住宅が建っていたわけですよね。その低層の住宅が建っていたときは、景観としてごく自然で、いい感じ。NTTの社宅が建っていたときも、私も覚えています。2階建ての社宅が急に8階建てになるわけですよね。そこもあわせてもう一回答弁願います。 ◎山田 都市計画課長補佐   まず、この用途地域の指定ですけども、平成8年の一斉の見直しの際に、当時、第二種住居地域から第一種中高層住居専用地域に指定されたというところでございます。その際に、第二種高度地区、用途地域と連動しまして高度地区がつけられておりますけれども、第二種高度地区となっております。  NTTの北側にも研修センターがございますが、こちらのゾーンにつきましては、既に25メートルを超える建物も存在してございます。たまたま南側につきましては、社宅、寮という性格上、高層の建物が存在していなかったという状況だというふうに思っております。よろしいでしょうか。  あと、これまでの策定の経過等を引き続き御説明させていただければと思いますけども、昨年、25年3月から、私ども市主催で街づくり懇談会を開催させていただいております。昨年3月を第1回目、また11月ということで、今回、3月21日に行いますのが第3回目ということで、市主催のものでございます。  これまで入間町周辺地区のまちづくりについては、地元のほうでまちづくりの入間町緑につつまれる会というのがございまして、本格的には23年ぐらいからだと思いますが、このパンフレットの1枚目、2枚目にございます概念図というものが地元の中で協議されてきたものを、我々としてもすてきな案だなというところで、このパンフレットにも織り込ませていただいております。  この周辺のまちづくりについては、崖線の緑と野川、この緑と水を大事にしようと。その間に挟まれた住宅ゾーンと高台にありますNTT等の中高層住宅地等もございますので、自然環境に配慮したまちづくりということで進めてきたところでございます。  また、地元の懇談会の中で、入間町の崖線緑地、斜面緑地を、NTT所有地ということでございますので、地元の方々は、この緑が本当に将来的に担保できるんだろうか、これができないことには次の住宅地へのまちづくりということがなかなか進めないんじゃないかということのお話をいただいた中で、大きく3つに分けてまちづくりを進めてきております。  まずは緑地保全のルール、この斜面緑地をいかに恒久的に担保できるかということ、これについては市がNTTと協議してまいりますということで、第1回目の懇談会を終えております。その後、それらに隣接するブロック等については、これら自然環境と調和したまちづくりのルールを検討していきましょうということもあわせて確認してまいりました。  それと、今、地元でも花いっぱい運動とか、花植え活動、清掃活動等、いろいろしていただいておりますけども、これらを守った際の緑の維持管理についても大きなテーマだねということで、大きく斜面緑地の保全と、2点目のそれに合ったルールづくり、それと維持管理という3点で、このまちづくりを進めていきましょうということを地元の方々とお話を進めてきたところでございます。  この間、入間町2丁目周辺地区のみならず、3丁目、また1丁目の方々にも、この開催に当たりましては、おおむね全戸で約 3,000世帯でございますが、このパンフレット自体をお配りすることはできませんでしたが、開催に当たっての案内、開催通知、案内チラシを各3回とも全戸、 3,000世帯に配布させていただいて、この懇談会への呼びかけと、また、ホームページ等にもこれらのパンフレットについては掲載してきたところでございます。  長谷工さんが買われたNTTの旧社宅地については、平成21年11月に既に調布市ほっとするふるさとをはぐくむ街づくり条例による協定が締結されておりまして、その21年当時に、事業者さんから周辺の方々への一定の説明を終えて、調布市と事業者さんサイドで既に協定を結ばせていただいたものでございます。  今回、その協定内容、当時もですが、現在指定されている容積率の 200%をより低減しましょう。または斜線制限についても、第二種高度地区でなく、第一種低層住居専用地域に指定されています第一種高度地区という厳しい斜線制限で、これまで協議がなされていまして、それらを街づくり条例による協定して担保されていたところでございます。  私ども、25年3月以降、事業者さんとさらに壁面後退の話とか緑化率の件、これらについて約1年かけて協議、調整してまいりましたところ、さらに壁面後退の協力や全体の緑化率ということも敷地の約4分の1、これは、条例で定められる最大値でございますが、25%の緑化にも御協力いただいたということで、私どもとしては21年11月に結んだ協定にプラスアルファをした、より付加価値を持った地区計画として取りまとめられたものだというふうに認識しております。  以上でございます。 ◆平野 委員   細々説明ありがとうございます。今、案内のチラシは各戸に配布したと。だけど、案内のチラシと、実際、これには物すごい内容のことが書かれてあるわけですね。これは、チラシとは違うわけですね。こういった内容を、まさに、この土地の真ん前にいらっしゃる2丁目の人たちに対して、きちんと報告しながら進めるべきことではないんでしょうか。それをやってこなかったから大きな問題になって、いろんなことを調べているわけですよ。地域の人たちは疑惑だらけだと言っているわけですよ。  だから、そういう落ち度に対してはどうですか。隣接する人たちには、これをきちんと配布するだけの予算、26年度は組まれていますよね。地区整備計画図書作成等委託料ということで、どうなんでしょうか。その辺、お答えください。 ○小林 委員長   河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   委員おっしゃるとおり、地区計画を定める際に当たりましては委託をかけさせていただきまして、その中で懇談会の回数分、パンフレット作成委託を中に盛り込まさせていただいています。その部数としましては約 500部程度を一般的にやらせていただいています。もし配るとすれば、どの範囲まで配るかということも問題になってこようかと思いますので、我々としましては、まずは説明会に御参加くださいというお願いを 3,000部という形でまかせていただいて、住民の説明会に御参加いただきたい。その中で、いろいろ御議論いただきたいと。  さらには、終わりましたら、すぐにホームページにアップする等、また、残部がございますので、7階、都市整備部のほうにお越しいただければお配りするということもやってございますし、お電話でも問い合わせていただいている部分もございます。そういう方におかれましては、何かのタイミングでお渡しするなどというのは可能だという御回答はさせていただいているところでございます。  以上です。 ◆平野 委員   やはり今聞いている限りでも、地域の人たちに対してちょっと不親切だと思うんですね。だから、余計な臆測まで働いて、物事が大きくなってきちゃっているんですね。ですから、21日にもう一回説明会をされるということですけど、今までの説明会とは意味が全然違ってきていると私は思うんですね。2丁目の人たちは、今まではそれほど重大なことだとは認識していないわけですよね。具体的に言うならば、こういったものを見せられて、ここにこれだけの高いものが建つんですよというようなことを、もし最初から2丁目の人たちがわかっていれば、このことに対して意識をもっと持って、もっと早くから集ってきていますよ。意識が薄いということは、わかっていないということなんですよね。どうでしょうか。 ◎河野 都市計画課長   平成18年から、開発については地元の皆さん方と事業者さんが十分な会話をしてきたというふうに認識しております。今、その事業が進んでいない中で、この地区計画が出てきたもんですから、この地区計画によって事業者の開発ができるんではないかというような臆測でしゃべられているのかなというふうに私は認識しております。  この地区計画がなければ、さらに大きな建物がかかってくる、それを今回抑えておきたいというのが我々の思いでございまして、今、委員おっしゃられているように、この地区計画を知らなかったということではなくて、その当時話されていた、多分、既にその当時にどんな建物ができるかというのは御認識の中で、事業者と話し合って、事業者もある程度、住民との御納得の上で、我々は街づくり条例の協定を結んでおりますので、そこはある程度、合意ができた中かなというふうに認識しております。  その中でも、8階建ての景観につきましてはビューポイントを用いたようなシミュレーションも事業者が示しておりますので、それを御納得の上で地元が結んだのかなと。工事協定まで結んではいないと聞いておりますが、その辺がぼちぼち進んでこようかなと我々も思っております。その中で地権者が、また、開発事業者が別の開発事業者に移った場合、今、 200〜 150という地区計画を提案しておりますが、それが御破算になる前に、我々としては定めておきたいというものでございます。  以上です。 ◆平野 委員   わかりました。では、ここでやめておきますけども、どうか今おっしゃったように、21日の日に皆様納得の上で、きちんと十分な説明もしてきた上で、この整備計画があるんですよということを2丁目の人たちに納得できるように説明していただきたいと思いますね。2丁目の住民の人たちに、あなたたちが納得してきたんでよということを言ってくださいね。どういう反応が返ってくるか、私は知りませんよ。よろしくお願いします。ここでやめておきます。  以上です。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   今のやりとりを聞いていますと、やっぱり市とすれば、従来の環境を、逆に言えば野放図にするとむしろ乱開発になり、まちがそれなりの環境を維持できないからという話ですけれども、平野委員さんは、そういうことであるにしろ、やはり関係する、影響する周囲、そういう人に。そうであっても、余計、そういうことが後になってもめないようにじゃないですけど、丁寧な説明をしてこなかったんじゃないかというのは、今、市が努力したこととは別問題で、これから地区計画をいろいろ進めていくときに、今、 500部用意されたと言いましたけども、近隣の人からすると、地区計画が変わって、ごみの焼却もそうでしたけども、話はずって出てきて、市も出していたけども、本当にそのそばにこないとなかなかわからなくて、結構いろんなことが起きるわけなんです。  ですから、やっぱり、これから進めるときには周囲に対して十分な情報と、とりに来いではなくて、関係するところに多少、余分であってもまいていくことや、いろんなことが必要だったという反省事項はあると私は思いますので、市の努力してきたことが、今おっしゃったように、それがまた新しい騒ぎにまさになってしまって、従来の形でやられるということは、さらに、その地域のいろんなまちづくりという意味でいえば、景観を守れないことになるんだということも踏まえた中で、もうちょっと反省すべきことは聞いてあるわけですので、納得していただけるかどうかは難しいと思いますけれども、それに足るような資料をもって誠実に対応しないと、市の真意が伝わらないのではないかと思いますので、これは、気をつけてやっていっていただきたいし、今後、こういうことがないようにするために、もう少し周辺に対しての情報提供ということには、ちゃんと意を酌んでやっていっていただきたいと思います。  ただ、もう一点、今聞いていますと、その地域の崖線のお話もありましたけども、これは、市のほうになるという意味でお話なんですか。 ○小林 委員長   山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   今回、斜面緑地、現在、NTTが所有しています、面積で約2万 9,000平米になりますが、この斜面緑地について地区計画の地区施設として位置づける予定として考えております。この視点によりまして、恒久的に、この斜面緑地については、都市計画上、担保されるということでございまして、現在、NTTさんと最終的な協議に入っているところでございます。  その権原についてなんでございますが、無償貸与か、もしくは無償提供、どちらかということで、今、御検討いただいてお答えをいただく予定としておるところでございます。 ◆大河 委員   それにしても、最終的に、こういった交渉が成立すれば、市民にとってみれば、やはり景観の基本計画の中でも崖線というのは重要な位置づけがあります。ただ、いい状態で崖線を保っていくというのは大変に人手を要するところです。今、カニ山とかいろんなところでもやっていますけれども、手を入れて、そういう本来のよさを生かしていくには大変な労力が必要になります。  ですので、部長の包括的なお話の中に、参加と協働ということで市民との協働というお話がございました。ですので、今、環境部の中でいろんなことに積極的に市民と協働してという話がありましたので、ここは、なかなかに得がたい部分での話ですので、いただいたはいいけれど、結局、何だったのよということにならないように、ぜひ市のほうも支援していただいて、そうは言っても面積が非常に大きいので、やっぱり作業したりするには道具も必要ですし、さまざまな備品とか必要だと思いますので、そういったことも含めて積極的に支援して、そして、市民と一緒に守っていくという体制を、環境部もぜひ協力してやっていっていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いできますかしら。 ○小林 委員長   はい、柏原環境部長。 ◎柏原 環境部長   この地域の崖線の問題につきましては、私どもも都市整備部の所管のほうといろいろ情報の提供とか、協議等は行っておりまして、崖線の今後の保全につきましても、今、市内でも5団体ぐらい市民の活動ということでの活動団体もございますし、そういったモデルを含めまして、お声がけ等も少しやらせていただいていまして、確かに委員おっしゃるとおり、面積が膨大なものですから、全部を市民の自主的な活動というのも難しい面があるかと思いますが、そういった活動も視野に、また、市としてもどういった維持保全、管理ができていくかということは、今後の検討課題ということで既に認識を持っているところでございます。  以上でございます。 ◆大河 委員   それを聞いて安心いたしましたので、ぜひ積極的に、この崖線が市の努力で何とかこういう形になったという1つのいい事例だと思いますので、ソフト事業とセットで、いい方向に行くように期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   まちづくりという大きなテーマで話が入りましたんで、私も関連して質問しますけど、1つは、今あった周辺住民への説明のことなんですよ。先ほどの平野委員のお話を伺っている限りでは、2丁目の人たちには案内が行っていないのかなという印象をちょっと持ったんですけども、現状で、そういう地区計画にしろ、それから、私が住んでいる多摩住なんかでも、今、街づくり協議会やっていますでしょう。そういうまちづくりにかかわる住民と同じ土俵で行政がいろいろ議論、検討する際に、そういった周知の範囲はどういう範囲で設定しているのかというのが1つですね。  それから、自分のところばかり話して申しわけないんだけど、もう一点は、民民の関係の場合に、そういう案内や説明に行政としてはどこまで関与できるのか。というのは、これもまた染地の2丁目の日活という固有名詞を使いますけども、あそこで1万平米を超えるかなり広大な開発計画が持ち上がっていて、これについては周辺の住民の皆さん方に説明会をしますよという告示の看板はたしかに出ていたんですよ、でっかいやつが2つぐらい。  ところが、あの周辺にでっかい某マンションがあって、これももともとは日活の土地だったところに建って、そこの住民の人たちは、そういう案内板を見たもんで、管理組合のほうから事業者に申し入れをして説明を受けたそうです。  ところが、その周辺地区に、私たちはハーモニカ住宅といっているんだけど、あるでしょう。そこの住民に対しては、個別の説明というか、訪問の説明があったようなんですが、要するに、そこの地域を1つの集団として相手にしての説明会は、今のところまだないという話を聞いているんですよ。  言いたかったのは、そういうケースについても、やっぱり行政がどこまで関与できるかという問題はあるにしても、周辺住民、例えば対象地から 100メーター半径だとか、50メーター半径だとか、そういうところに案内、あるいは説明を周知徹底するということも、これからやっていく必要があるんじゃないかと思っているんですが、まず、その点どうでしょうか。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   まず、街づくり条例に基づく準備会、協議会につきましては、活動を範囲を決めていただいていますので、その活動範囲の中の住民の方に、会として配布していただいているのが実態でございます。  我々が地区計画を定めていくに当たっては、地区計画区域の中を重点的にビラを配り、また、地区整備計画がかかる区域においては、地権者に直接対面でお話しして内容を御理解いただくというような形で進めております。  今、大河委員、平野委員からも御指摘がありました説明不足につきましては、今後、反省して取り組んでいきたいと考えております。  また、民民に関する行政指導という部分におきましては、街づくり条例上は、高さの2倍、2Hの範囲を敷地の境界から描いて、その範囲にひっかかる部分について、事業者が住民を集めて説明するようにと。説明会を開いてもいいし、個別に当たってもいいというふうな形で指導させていただいております。  その中で、大きな物件におきましては、よく何々の会とか、自治会だとか、そういう母体をつくられて事業者さんと話し合いをされるケースが多うございますので、そういう形で動かれているのかなと。その会の中に我々も参加させていただいて調整を図らせていただいているという実態でございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   特にまちづくりというか、開発に関するトラブルというのは、一旦こじれちゃうと修復がなかなかきかないというか、修復がきかなくて破談になるならまだしも、大概の場合、民間事業者ですから、話がうまくいかないと強行してしまうということにもなりかねないんで、そういう意味合いも含めて行政としてのかかわり、関与、本当に丁寧に注意深くお願いしたい。  それから、次の問題は、まさに入間の地区計画に直接かかわる問題なんですが、例えば私が住んでいる多摩川住宅も北側にはけがあるんですよね。あそこのはけの上に建っているうちと、南側から見ると3階建てに見える住居が結構あるんですよ。  言いたかったのは、さっきの入間町のはけの部分、はけの部分の高さを低地側から見た、つまり、都営のほうから見たときの景観なり、高さなり、どういうふうに見るのか。  実はこの問題は、私がたまたま傍聴した景観審議会の中でも、そういう議論がかなりされていて、一体、どちらを採用するかというのは、これからの調布のまちづくりにとっても非常に重要な要素なのかなというふうに思っているんですが、その辺についての今の段階での行政としての認識というか、見解はどうなんでしょうかね。 ◎河野 都市計画課長   自治体によれば、崖線条例みたいなのをつくって、建築基準法上の届け出も一番下の地盤面から見るところもあります。調布市としては、まだそこまで採用しておりませんが、委員御指摘のとおり、景観法に基づく届け出におきましては、平均地盤面がそれぞれ出てくる部分があった場合、一番下の平均地盤面からの一番最高高、これについて基準を設けて届け出をしてほしいという形に定めたところでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   では、はけが建物の地盤面になるのか、ならないのかという議論。さっき言った、要するに、こういうはけの上に建物がのっかっていて、こっちから見ると高さ制限をクリアしているよ。だけど、こっちの別ラインから見たら、えらい高いんじゃないかと。それが建築基準法があったり、いろいろあって、業者のほうに言わせれば、ここからはかって基準クリアしているんだからいいんだろうという話と、景観条例なり、景観法に基づく、ここからですよといった場合に、そんなに簡単に決着がつくとはなかなか思えないんですけど、調布市としては、現段階、あるいは将来に向かって、どういう考え方を採用しようとしているのか、少なくともしたいと考えているのか、そこはどうなんですか。 ○小林 委員長   はい、岩田都市整備部副参事。 ◎岩田 都市整備部副参事兼建築指導課長事務取扱 
     今、河野課長からもちょっとお話ありましたが、崖線の条例を世田谷区とか日野市は定めているところがありますが、現時点における調布市においては、その条例がございませんので、建築基準法的には3メートルごとに地盤面を設定しまして、建物が接する周囲の周長を全長で割った平均地盤面という考え方を使います。  例えば、そこから第一種低層住居専用地域であれば、その平均地盤面から10メートル以内、第一種低層地域の場合は高さ10メートルいう絶対高さの規制がございますので、その中で建築を計画していただく、そういう現状にはなっておるところでございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   まさに議論の分かれるところで、だから、きょう、あす、すぐに結論出せなんて言うつもりはありませんが、しかし、やっぱり景観法という法律体系がなぜでき上ってきたのかという、そういう時代背景、社会背景を考慮すれば、当然、現行の建築基準法のカテゴリーだけでいいよという話にはならないんじゃないかというふうに私は思うんですよね。  ですから、そういう問題意識を1つ据えた上で、今後に向けて、すぐ条例になるのかならないのか、よくわかりませんが、検討していっていただきたい。これは、意見、要望ということにしておきます。  それと、同じ関連なんですが、市政概要の82ページに地区計画制度を活用した街づくりの推進というあれで、 300万円のオール均一、5、均一に 300万円というふうにしているのは何か理由があるんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   これら 300万円の数字については、予算時期に過年度の委託の実績を考慮して予算措置したもので、おおむね 300万円程度というところでの計上ということでございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、それでいいのという感じがないわけではないんですが、ただ、例えば、ここにもさっきの入間町があって、多摩住があって、あるいは柴崎周辺がと、内容としてはいろいろありますよね、かなりばらついている。その場合に、街づくり準備会、あるいは協議会、ここにも単年度10万円とか、50万円とか、3年スパンぐらいの補助金が出ていますよね。それとの関係はどういうふうに見ればいいんですか。 ◎山田 都市計画課長補佐   協議会、準備会等に対します活動支援、準備会ですと年間10万円、協議会ですと年間50万円ということで助成させていただいていますが、これらについては、やはり住民参加のまちづくりということで、地元が地元の中での検討に要する調査費として使っていただいているというのが現状でございます。  一方、地区計画制度を活用したまちづくりの推進におきましては、私ども地区計画を最終的に見据えて進めておりますけれども、それらが都市計画として、手続として進められるかどうかとか。全体的な基準法とか、都市計画法の中での整理を私どもが、要は地元の出てくる案、そこを待ってではなく、都市計画として適切な部分での整理というものを我々事前にかけておりまして、そのために進めている調査費が主な内容かなというふうに思っております。 ◆雨宮 委員   また、地元の話になっちゃうんですけど、実は多摩川住宅も平成26年度末をもって地区計画の都計審決定という、そういうスケジュールを持っていますよね。それ、御存じだと思いますが、そうすると、整備計画を含めた地区計画、最終的な形を 300万円の中に押し込むというか、加え込むという考え方ですか。それとも、最終形のものについては、さらにもう少し予算を使って、それが 1,000になるのか、 2,000になるのかわかりませんけれども、そういうことで進めていくという考え方になるんですか。 ◎山田 都市計画課長補佐   多摩川住宅、今、27年3月を1つの目途として進めております。私どもも、昨年度以来、都市計画の方向に落とし込めるような整理をかけてきておりまして、この後、地元からさらにブラッシュアップした案づくりに入っていくということを聞いておりますけれども、それらが出されて、我々市側との都市計画に向けた整理を進めながら、この調査委託費の中で、あとは作図、図面関係の整理と計画書の作成ですので、私どもとしては、この中でこなせるというふうに思っております。 ◆雨宮 委員   わかりました。いいです。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   何点かお聞きしたいと思います。このページには、さまざまな計画事業が準備されております。景観計画もガイドライン策定という説明がありましたけれども、調布は景観団体になったわけであります。そして、基本計画もつくったりしていますけども、その中で崖線というのは、非常に特徴のあるところだということは、ここにも書かれていますし、御存じのとおりです。  そうしますと、先ほど日野とか世田谷は確かに崖線が多いところですから、既にそういったことを準備されているという部分があると思いますけど、このガイドラインの策定の中には、守るべき内容のことだとは思いますけども、崖線のこういったことも含めたような検討というものも視野に入れているんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   景観計画におきましては、今年度4月から、ようやくと施行させていただける形になってございます。まず、我々としては、調布市としての景観計画を持った中で届け出を受けて規制誘導していきたいと。その景観計画を補うような形のガイドラインをつくっていきたい。それには色彩があり、屋外広告物があり、緑地があり、その他もろもろ、各市町村さん、いろんなガイドラインをつくられていますので、それを見本としながら、まずは色彩の部分を事業者さん、市民の方にわかりやすくなるような景観計画の中身を、より具体的に方向性を示したような手引書みたいなものをつくっていきたいなと思っています。  また、多分、景観としては一番大きな視点になろうかと思いますが、屋外広告物についての調査については、26年度から始めていきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ◆大河 委員   この間、電車の中で、全然知らない人ですけど、駅前の話をされて、何といっても駅のあの看板が新しくなっても、調布としての印象が大変に悪いんじゃないかということを言っておりました。ですので、今、看板のお話がありましたけれども、やっぱりまちの品格というんでしょうか、そういうことからしましても、なかなかに難しい部分があると思います(「何の看板」呼ぶ者あり)。いろいろな駅前のにぎやかな、特に南側のおりたところ。その前に木を植えて見えないようにしちゃってどうかなとは思いますけど、なかなかやりようが……。調布の場合は、日本一の駅広と言われてきた経緯があります。それは、緑に囲まれたというので、おりたらほっとするというふうな、それもありましたので、ぜひ景観団体になって調布は変わったなというものの1つが、やっぱり駅前でそれを実現していくということだと思いますので、その辺は気をつけてやっていっていただきたいと思います。  また、今言ったお話の中には、崖線の条例には答弁なかったですけども、やっぱり、それも大きな1つの宿題だと思います。そして、その条例がないと、先ほど言った問題が崖線を抱える限り起きてくるわけですので、やはり早急に取り組むべき課題だというふうに認識されてやっていっていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。  あと、公共サイン計画ですけれども、これは、飛田給で国体があったりしたので、急ぎ整備計画がありましたけれども、調布駅駅前でいよいよ本格的に頑張ってやっていただかなければならないと思います。  調布市というのは、地域センターに行くと、よくこんな小さな矢印が出ていて、本当に貧相で、府中なんかに行くと、きちんと、どこに行ってもいろんな案内がされていて、何かまちのグレードとまで言うとあれですけど、そういったことについても印象が大きく変わるんではないかと私は思います。  ですから、飛田給は、FC東京のカラーというようなことのこだわりがあったんですけど、今回の公共サイン計画において、調布のこれからどういうサインを共通項としてやっていくかという大事なことを決めていくわけですけども、これは、飛田給で使った色とかに左右されるんでしょうか。ちょっとこれは確認ですけど。 ◎河野 都市計画課長   公共サインにつきましては、全市的な課題だというふうに認識しておりまして、そこの所管部署としてなかなか調整とれない中で、都市整備がまずは担っていきたいということで手を挙げさせていただいたと。  公共サイン整備方針をつくっております。それが、まだ全庁的に認識されていないのが実態でございますので、それを広める、まずは何のためにどう統一していくのかということが、各施設管理者さんの認識がまだ統一とれていないのかなというふうに認識しておりますので、どういうふうなものを統一していくべきかということを庁内的にもうちょっと議論していきたいなと。その主導を我々が担っていきたいというふうに思っております。  飛田給については、おっしゃられたとおりFCカラー、また、深大寺につきましては街並み環境整備事業を使った中で茶色系をベースにしたような形のサインを統一していこうということで、地元さんと調整して、それを進めていく予定にしておりますので、それも含めた形で、地域特色のあるものにすべきなのか、それとも、やはり調布市は全域こんなような形でいきたいというものを決めるべきなのか。やはり、それは全庁的な議論かなというふうに思っております。  また、その中では、市民の皆様、あとはユニバーサルの関係の団体の御意見も伺いながら、公共サイン整備方針を補強するようなガイドライン的なものを目標につくっていきたいというふうに思っているところです。  以上です。 ◆大河 委員   調布市は、公共サインの策定の調査業務委託をしていて整備方針に出していますよね。基本的には、あれを基本にしていくということなんじゃないんですか。 ◎河野 都市計画課長   それに関しましては、ユニバーサルの考え方を用いたフォントであるとか、ピクトグラムであるとか、そのベースを定めたと認識しておりますので、それは、それを十分守った中で使っていきたいと。でも、どんな大きさのものをどういうピッチで、何のためにというのは、まだ具体的に定められておりませんので、それを地域ごとに定めるのか、全市共通的に大きなお題目として定めるのかというところは今後の検討課題かな思っております。  以上です。 ◆大河 委員   私は、深大寺は観光地でもありますし、いろんな人も訪れたりするというのと、もう先行してやっているということもあるので、そのことはある面で別枠かなと思います。ですから、逆に言えば、調布市民からすれば、地域センターにしろ、何にしろ、どこへ行っても同じカラーで同じような形で、きちんとしたものがデザインされていったほうが、最終的には各部署が担当してやるわけですけど、それが予算に応じて、みんなそれぞれ好きに勝手にというようでは、やる意味がないわけですので、やはり街区標示でもいろいろ大変なのは、都市整備部に来て大変かなと思いますけども、やはりハード部門を担っているという点からしますと、そろそろそういう意味では、おおよその色や形状というのは今回きちっと決めて、そして、調布の駅前広場でそのことがお披露目されて進んでいくわけですので、やっぱり、そこのところできちんと見せていくということが準備されています。  ですから、私は、いい機会ですので、この際、公共サインという部分できちっとやっていっていただきたいと思います。  また、ユニバーサルデザインの社会実験じゃないですけど、そういったことも調布駅で行われておりますので、さまざまな新しい形のものが調布市で考えられています。  また、バリアフリーの関係のあれには秋山先生という、その一人者の先生がいらっしゃっているわけですので、そういった御意見も参考にしながら進めていっていただきたいなというふうに思いますけど、目標は、やっぱり調布の駅のその辺が目に見える形になってくる、ここ2、3年を目途にしてやっていくわけですか。 ◎河野 都市計画課長   国体に合わせて飛田給、今回、調布3駅ができてきますので、その駅前広場整備に合わせて、調布、布田、国領のサインを整備していきたい。また、公共施設の案内については、こういう形のこんなものを見つければ、公共施設にたどりつけるというようなものがあればベストだと思っておりますので、何年次を目標に何をつくるというのは、今のところ、まだ申し上げられないところでございますけれども、その一環として検討を進めていきたいというふうに思っているところです。 ◆大河 委員   先ほど品格という話をしましたけれども、やはり、そのまちがどんなまちかというのは、サインを見るとまちの取り組む姿勢みたいなのもが結構あるような気がいたします。ですから、いろいろ追われ追われということが今まで多かったですけども、市長ではありませんけども、21世紀の骨格づくりが見えてくるというお話があります。ですから、やはり長い年月を見た中で、こういったサインはどうあるべきか。そして、一旦決めたら、そのことがきちんと全市的に認知されて、市民の方にも利用しやすい。そして、いいか悪いかは別としまして、オリンピックという話もありますので、さまざまな国の方もお見えになったり、あと、パラリンピックということであれば、障害者の方もいらっしゃるということからすれば、そういったことにも配慮した公共サインをやっていくにはふさわしい時期ではないかと思いますので、しっかり効果が出るものを、揺るがず目標を持ってやっていっていただきたいと思います。このところはこれでいいです。 ○小林 委員長   ほかに。漁委員。 ◆漁 委員   私は、都市計画管理事務費の中の景観アドバイザー謝礼が計上されていますが、景観アドバイザーさんというのは、今、具体的に何をやっていらっしゃり、行政としてこの方々にどういうお願いをされているんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   景観の届け出が出てきた場合、一般的な指導をしていく中で専門的な知識を有している方から御意見をいただき、事業者さんにお伝えする。または事業者さんも一緒に呼んで対面して説明していただくというような形で、今、アドバイザーとしては、色彩の専門家の方と都市計画の専門の方、お二方を任命させていただいているところでございます。  以上です。 ◆漁 委員   これは、新しい予算づけではないから去年もあったと思うんですが、景観条例ができて景観計画ができて、それをベースにしながら届け出を受けて、その基本的な理念とかまちごとにイメージされている景観計画に合わせて届け出があったときに対応されるという理解かなと思うんですけども、去年、具体的に何件ぐらいの届け出があって、どんなケースの指導がされていたのか、事例1つ、2つでいいんですが、ちょっと御紹介いただけませんか。 ◎河野 都市計画課長   平成25年6月から、我々、景観行政団体になってございます。それから今現在まで、都の景観計画の中で運用させていただいておりまして、その中で出てきた届け出が9件でございます。市の公共施設も入れて9件ございます。この中でも景観アドバイザーを1つ使わせていただいているのが、調布の北のB地区の再開発事業のビルでございます。その中で、高さも50メーターを超えるという高さになってございますので、それについての波及効果等々について御意見いただいたというところでございます。  以上です。 ◆漁 委員   主には届け出されたものに対しての適正な色彩とか形態とか、あとは素材なんかも含めてかな、御指導、チェックいただくということですが、逆に積極的にこのエリアは、どんなイメージのエリアにしていこうとか、この通りはどういう通りにしようとかという、そういう誘導的なまちづくり、積極的な誘導的なまちづくりに向けた役割を果たしていくようなアドバイザーさんの活用というイメージは基本的にはなくて、届け出があったところだけチェックしていくんですよという理解なんでしょうか。  そういう課題とかイメージというのをお持ちなのか、どう考えていけばいいのか、御見解を伺えればと思います。 ◎河野 都市計画課長   まず景観計画につきましては、まちのイメージをこんなふうにしたいという方向性をつけている部分は、色は薄いというふうにお考えいただいたほうがベストかなと思っています。要は突出したようなものを抑える、環境に配慮する、周辺環境に配慮する。先ほど御意見もありましたような緑に溶け込むような規模にしていただきたい、配色にしていただきたいというようなものを誘導するのが、今のところの景観計画かなというふうに認識しています。  景観法自体も強制力というのが弱いのが実態でございますので、ある程度、強制力を持ったようなものにするためには地区計画なり、都市計画法に基づいたような制度と一体にならなければなかなか難しいかなと思っております。  駅の景観についても、まずはゆとりを持った計画になっているかどうか。それとか、奇抜な色がないかどうか。周辺にある建物に比較して、例えば紫がより強いとかというのは、ベージュ系にしてくださいとかいうようなイメージで、今のところは指導していくべきかなというふうに認識しています。 ◆漁 委員   現実的には、そうやって一歩ずつ、ある意味で抑制型、調和型のチェックを働かせながら、ガイドラインをつくりながら、そこに持っていくという、当面の流れはそうなのかなとは思うんですけど、やはり将来的なイメージを持ったときに、基本的には面的なイメージだとか、ライン的なイメージを積極的に考えていく。今度、それを誘導していくに当たっての補助事業を、そこの中で取り込みながら、住民の方との意見交換や合意、それこそ街づくり協議会がそういう役割も果たしながら、地域づくりの景観づくり、まちづくりをしていくという、大分先の話かもしれませんが、そんなイメージを持ちながら、今の景観計画だとか、具体的な限界性と方向性というのを考えていったほうがいいんじゃないのかなと常々、都計審の中でもそんな話もさせていただくんですけども、それは理想だけど無理よということかもしれませんが、それはちょっと求めたいなと思っているんですが、何か一言あったら。 ◎河野 都市計画課長   まさに委員おっしゃられるところが、今、我々実践していると思えるのが深大寺かなというふうに思っています。深大寺については、特色を持った街並みを持っていますので、地元の方々がおつくりになった街づくり協定、それをかぶせるような景観計画という形、さらに街並み環境整備事業というのをリンクして、まちをつくっていきたいというふうに思っております。  そういうふうな形を、例えば調布の駅前の周辺で起こすためにはどうしたらいいか。それにはまだまだ周辺住民の方々、また、訪れる方々の御意見を伺いながら、地区計画という別の手法でもってカバーしていく。その上に景観計画をかぶせるというような手法が必要かなというふうに認識しております。  以上です。 ◆漁 委員   わかりました。結構です。 ○小林 委員長   ほかに。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   私も、都市マスなどを初めとする都市計画系と今の景観系の連携というか、統合というか、一体化というか、で幾つかお聞きしたいんです。  1つは、この中にも、都市マスの見直しという事業が入っていて、これは、これまでの議論の経過から見ると、都市マス本体がつくられて、数年たったときに地域別をつくりましたよね。今度の策定作業の中では、地域別の都市マスをボトムアップというような形で本体に取り込んでいくという話は聞いている。それはそれでいいと思うんです。  それから、一方、景観法に基づく景観計画には、重点地区とか、促進地区とか、地区どりがしてありますよね。しかも、基軸になっている一番の基軸は国分寺崖線、その延長だったり、膨らんだりしているということで促進地区、そういう話があって、もう一方では地区の軸線を道にとってみたり、川にとってみたりしていますよね。  質問はこれからなんですが、そういう2つの性格を、異なる都市計画系と景観系のさまざまなプランやガイドラインや何やかんやをどう一体化していくのかという点について、まずお聞きしておきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   今おっしゃられたのは、多分、都市マスの中で土地利用構想的なものと、景観の担っていく特徴的なものを捉えた重点地区、推進地区とのマッチングかと思います。そこを一緒くたにするのは、今のところなかなか難しいかなというふうに思っております。景観については、やはり特色を持ったものを生かすために、その地区に網をかけて届け出いただいて見ていきたいと。  それとは別で、土地利用構想図においては、活性化であるとか、土地の特性というところで決めさせていただいているところですので、将来的にある程度リンクさせたような形で、今、深大寺で申し上げたとおり、ひっつけていくのがベストであろうと思いますが、今のところ、まだ、その辺の熟成ができていないのかなというふうに理解しています。
     以上です。 ◆雨宮 委員   確かに大きな課題ではあると思いますよ。そんなに一朝一夕でできる問題ではないと思いますが、ただ、1つ言えるんではないかと思うのは、市民の目から見ると、景観でつくるにしろ、都市マスでつくるにしろ、でき上がったものは1つしかないわけでしょう。だから、それが幾つものガイドライン的なもので縛られていくという、そこによって総合的なものとして組み立てられるという、発想をそこにもっていく必要があると思うんですよね。だから、それは今後の大きな課題として位置づけていただきたいと思います。  それから、もう一点は、届け出、あるいは両方の有効性というか、規制性というか、つまり、景観条例に基づく諸届け出制がありますよね。それから、開発指導要綱とか、建築基準法とか、要するにそっちのつくる系の諸届け出があるじゃないですか。その届け出は、多分、並行してやられていくんだろうというように思うんですが、大ざっぱで結構ですから、その辺の関係性を。 ◎河野 都市計画課長   両方の届け出を都市計画課の中で今所管しておりますので、両方ともコントロールしながら進めていけるかなと思っています。  まず景観については、法の中で確認申請を出す30日前という、下から追いの決め事があって、開発指導要綱的なものは上からなもんですから、その辺をうまくリンクさせながら指導していきたいなと思っています。  景観計画については、建物の形がある程度出てこないと、事業者さんも出してこられない。開発指導要綱に基づくものについては、計画が明らかになる段階から出してくださいといっているところもございますので、まずは開発指導系のほうから相談が始まり、建物が徐々に明らかになってきたときに、景観的な要素をもって指導していくというような形になろうかと思います。  以上です。 ◆雨宮 委員   では、この問題、最後です。さっき言った最後に規制、あるいは、その反対語としては誘導というものがあると思いますが、その関係性についてちょっと、これも景観と都市計画系の両者について。 ◎河野 都市計画課長   まず景観については、規制誘導というふうに申し上げていますが、強制的なものが働くのは色彩についてのみでございますので、あとは、出てきたイメージに対して配慮をお願いしていくというレベルのものでございます。  都市計画で定まっている部分については、ある程度の数字的な幅の中におさまっているかどうかというものを、建築基準法なり都市計画法に基づく地区計画で定めた数字の中でおさまっているかどうか、届け出を出していただいて審査できる部分がございます。  まずは地区計画の届け出についても、着工の30日前というところでございますので、それは、ほぼ同じタイミングで出てこようかなというふうに思います。  以上です。 ◆雨宮 委員   景観という、それ自体は昔からあったんですけれども、それを法体系の中に取り込んでいって、実際のまちづくりに生かしていくというのは割と新しい概念だろうというふうに思うんですよね。ですから、それを実際の行政の場でどうやって生かしていくのかというのは、これから解決を図っていかなきゃならないテーマだと思いますけれども、せっかくつくるわけですから、それが有効に生きるような、そういう努力というか、頑張りをしていただきたいなというふうに思います。これは意見です。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   都市計画マスタープランですけれども、7つの基本方針に分かれてテーマを設定してやっています。今、その中で景観という話が出ました。ですから、今、環境部も御一緒ですので、環境と景観、そして、にぎわいと交通というと、意外と相反するようなイメージを持つようなものも実際にはあるわけですけれども、この辺のすり合わせというんでしょうか、それを計画の中でさまざまな計画があるのを、どんなふうな形でまとめてやっていくのかなと。  それと、地区計画が都市計画マスタープランにのれば、確かにやっていくというふうなイメージも持たれている方もいらっしゃるようですけど、やはり都市計画マスタープランというのは、都市計画にとっては最上位の総合的なプランだと思いますので、最終的に地域別方針があったり、さまざまあるのをどこでかみ合わせながら、ことし一年やっていくのかなというのが、ちょっとよく見えてこないので、ことし一年、どんな流れで都市計画マスタープランを進めていかれるのかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   都市マスにおきましては、平成23年から市民参加を得て、市民サロンを開催していろいろ御意見をいただきました。今現在のレベルとしては素案という形で取りまとめをして、議会の皆様にも先月御提示させていただいたというふうに認識しております。  それをもって、我々としては庁内的にも意見を伺うような形で出していきたいと思っておりまして、その意見を取りまとめた形で5月ぐらいをめどに、一応、市民の皆様方に提示して説明会をするとともに、パブリックコメント手続を開始して、7月ぐらいには確定したものとして公表していきたいと思っております。  中身につきましては、今の時代背景を持ったもの、プラス地域別街づくり方針を取り込んだもの、あとは、今、東京都で区域マスタープランの変更も見据えられておりまして、今月末には意見照会が来ておりますので、区域マスの変更の素案も提示されました。今、それとの整合性も図りながら、原案に向けて調整しているところでございます。  以上です。 ◆大河 委員   やっぱり特徴でいえば、地域別街づくり方針が後でできてきますよね。その中に福祉も今や地域別でつくられていますけども、どううまく織り込んで、しかも、実現すべき地域の人たちが、その計画を理解して、実現に持っていくかというふうに、つくるところまではいいんですけど、その後、どうやってPDCAをやっていくかと問題があると思いますけど、今後に向けてという部分が計画ではすごく浅いですよね。でも、その辺のところについて地域別も少し書き込みがありましたけれども、どんな点を特徴で、実行できる計画にしていくようにされるんですか。 ◎河野 都市計画課長   今おっしゃられたとおり、理念ばかり先行して、要は実施計画がなければなかなか具現化してこないのが実態でございます。  今、まずは理念的なものを統一、地域別で落とし込んだものを、都市計画法に基づく都市計画マスタープランに落とし込むことを作業させていただいておりますので、これをそれぞれ事業を抱えている部、課の方に落とし込んでいっていただかなければなかなか実現してこないとは思います。  その部分の足りないところを我々が書き込んでいったつもりでございますので、その辺は十分庁内発信していって、都市整備部として進捗管理ができるかというと、なかなか難しい面はあるかなとは思いますので、その辺については、我々から発信する部分としていくのかなという認識はしております。 ◆大河 委員   私も市民サロンに参加したので、地域別街づくり方針もそうでしたけど、総合計画を立てられた方が多く参加されていたので、さまざまな声が反映されているということは承知しています。  ですので、ぜひ参加と協働、ハードとソフト事業の融和というような話が部長からもありましたけれども、そういった部分で象徴的な計画がローリングされるわけですので、ぜひとも実現に向けた内容にしていっていただきたいなというふうに、これはお願いしていきたいと思います。  あと、深大寺地区の街並み環境整備事業費が出ていますけど、ようやく予算づけがされて動き出していくんだと思いますけれども、実は、この街並みということで徐々には変わると思いますけども、メインの道路のこととか、いろいろまだできていない内容があるわけですけれども、これ、何カ年をしてある程度、完成形にもっていくというふうにお考えなんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   昨年度、計画を策定しまして、25年度、今年度から着手させていただいておりまして、最終年度は平成36年度、おおむね12年予定して段階的に進めてまいれればと思っております。 ◆大河 委員   それは、道路の関係も含めてという意味でよろしいんですね。 ◎山田 都市計画課長補佐   散策路整備、道路の美装化、案内板、あとは住宅の修景の助成等もメニューに入れておりますので、そのような形で、全体的な整備を進めていきたいと思っております。 ◆大河 委員   その際は、今回、神代植物園の関係で環境部も関係していますけれども、南北の回遊性の道路がかなり問題になっておりますので、そういうことに対しては環境部だけでなく、ぜひ都市整備のほうでもプッシュしながらやっていっていただきたいと思います。  それにあわせて街づくり審査会、今回、4回という予算がありましたけれども、街づくり審査会で深大寺のまちづくり、いろいろ委託費を使っている割に成果が出ていないんじゃないのというやりとりがされたのを傍聴して聞いていますけれども、今回、4回設けたということで、どんな点を入れて内容を諮問しながらやっていく予定でいらっしゃるんですか。 ◎山田 都市計画課長補佐   街づくり審査会につきましては、街づくり準備会から街づくり協議会へステップアップする際に、諮問させていただいて御意見をいただいているという状況もございます。また、街づくり条例に基づく大規模土地取引行為、これら大規模な敷地での売買がありますと、それを事前に届け出していただいて、その周辺の環境の整備とか、地域別なり、都市マスからくるところでの望まれるまちづくりの進め方等についてアドバイスをいただいて、市が助言を行っている。これらのことを年間で約4回ということで想定させていただいておるところでございます。 ◆大河 委員   つまり、ことしのほうがお願いする課題が多いということですね。そうでもない。 ◎山田 都市計画課長補佐   毎年、4回程度ということ(「25年度合計」と呼ぶ者あり)、実績としては2回でございますが、今年度末にも大規模土地取引とか、その他、来年度、準備会から協議会へステップアップしたいという申し出もありまして、合計で4回ということでお願いさせていただきます。 ◆大河 委員   傍聴しますと、調布のことをかなり御存じでいい意見が出ていますけど、委員さんの入れかえということは、ことしはないわけですね。 ◎山田 都市計画課長補佐   ことしはなく、次の年になります。2年ごとということでございます。 ◆大河 委員   わかりました。なかなかしっかりした意見もありますので、たまには現調もしっかりやっていただきながら、意見をいただくということをぜひとも実行していっていただきたいと思います。これは意見です。 ○小林 委員長   はい、清水委員。 ◆清水 委員   私、景観についてお尋ねしたいんですけれども、景観と一口で言っても大変難しくて、私も理解するのになかなか苦労しているところなんですけれども、先ほど河野課長がおっしゃった特色を持ったまま生かしていくのが景観に対する施策というふうな認識も1つあるんですけれども、やっぱり景観は、貴重な地域資源であり、そこに暮らす人々の財産ということになれば、一方で、景観をつくり出していくという観点も必要なのではないかというふうに考えています。  それは、やはり住民発意からの景観をつくり出していくという見方をすれば、住民の発意でまちづくりをしていくという、これは、私、街並みデザイナーというお仕事をやられている方のブログを拝見してちょっと思ったんですけれども、街並みデザイナーの方が住民の方と一緒に商店街のデザインを構築して、商店街の方々も地権者の方とかいらっしゃるんですけども、そこで建物の緩和制限とかして、すごく難しい話なんで、私も詳しくあれなんですけども、住民発意のもとでつくり出していくという観点においては、今後、調布市では、どういう制度とかをお考えで運用されていくのかというのをお尋ねしたいんですけれども。 ○小林 委員長   はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長   今、委員おっしゃられたのは、まさに地区計画を活用したような形かなというふうに認識します。例えばアーケードに面したところは何メーターセットバックして、出っ張ってもいいけど下がってというふうなしつらえをしましょう、壁は全面どんなしつらえをしましょうというような統一感をとるというようなルールづくりは、この景観計画の中でうたい込むのはなかなか難しいと思います。そのルールづくりについては、地区計画の中で意匠というものが決められますので、そういうところで地域的なルールをつくって皆さんで守っていっていただいて、その景観をつくり出して、まちの価値を高めるというのが一番ベストな方法かなというふうに認識しています。 ◆清水 委員   まちづくりの景観と言われちゃうと、景観というのはどっちなんだろうとすごくわかんなくなっちゃうんですけども、そういう住民発意の部分も、この景観のほうでは違うと言われたのかもしれないんですけれども、それを景観に反映していくというのは1つ必要な見方なのではないかと思いまして、意見させていただきました。ありがとうございます。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   1つは、先ほどの深大寺の街並み環境整備事業費について、お話では平成36年まで12年間程度の事業期間で事業の落としどころというか、落ちつきを考えていることですが、これ、よく議論されるところですが、12年間かけた単年ごとの事業費の積み上げじゃなくて、12年間かけて総事業費というのは幾らになるのとか、年次計画でどんな事業を何年ごろにやりながら、12年間で総事業幾ら、総事業内容は何という、こういう姿が今回見せられるのかなというあたりが質問の点で、事業によっては、事業費も含めて年次計画を持った上で住民参加の中で議論しながら、微修正しながら進めていくという事業もあるけれども、この事業は、そういう事業になるのか、ならないのかというあたりをちょっとお聞かせください。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   この街並み環境整備事業においては、道路の美装化、例えば深大寺通りや寺前通り、参道、バス停前等がございます。その他、散策路ということで、来年度実施させていただきます北 137−1号線、通称、地獄坂と言われているところかと思いますが、そちらと、あと、その北側の公園を結ぶ散策路というところの整備も視野に入れてございます。  これらについて、おおむね、この計画事業の中で積み上げをしてきておりまして、あとは電線類の改善整備、電線の地中化だったり、裏に回し込むというようなこと、あと、案内板等々を含めて、この地区の総事業費としては6億円程度を見込んで積み上げてきたところでございます。  以上でございます。 ◆漁 委員   わかりました。事業の着実な進捗を望みたいと思います。  次、もう1つは、地区整備計画図書作成等委託料のところで伺います。82ページ、先ほど雨宮委員とのやりとりの中でも、今、5地区の検討調査業務委託という各地区 300万円ということでありますが、これ、それぞれことしだけじゃなくて、もう何年かやってきて、ことしが 300万円という調査になっているのかなと思うんですが、先ほど来の住民発意の中でまちづくりが進められてきているという視点から考えたときに、この5つの地区のスタート時点がどこから始まって、行政が、それを受けとめて、住民発意でまちづくり一緒にやっていきましょうというスタイルになって今日に至っているのか。  それから、あと、それぞれ調査業務委託料、何年目、ないしは何回目なのか。ないしは、これは単年度 300万円だけど、実は3カ年の流れの中での3×3が 900万円の中のことし 300万円ですよなのか。そのあたり、それぞれ5地区についてお聞かせいただきたいのが1つ。  2つ目は、一方で、街づくり支援事業で準備会、それから、協議会に調査事業の補助を出していますよね。協議会の中でつくられてきたまちづくり計画、地区計画、地区整備計画まで進んでいくもの。多摩川住宅では、多分、それが具体的につくられていく段階だと思うんですが、それと調布市が今度ここで委託して、市が独自で検討調査委託しながら、絵面をつくったりしていくものとの関係がどうなのというあたりを2つ目に聞きたいんですね。  というのは、調布市で、とりあえず調査委託でどこかの設計屋さんか、プランナーさんにお願いしてつくられたものが、地区から出てきた、自分たちがつくり上げてきた地区計画、地区整備計画とどっちが上位なの、どっちが下位なの。ないしはお互いが同等で、合わせていいものができるの。その辺の基本的な、市がつくるものと住民がつくってきたものとの関係について、どんな認識とどうされようとしていくのかについて、2つ目に伺います。 ◎山田 都市計画課長補佐   1点目の業務委託料の件でございますが、ちょっと各地区それぞれのまちづくりの進め方に差がございまして、多摩川住宅でいえば、協議会となりました24年度からの本格的な調査を進めてきておるところでございます。  また、入間町地区につきましては、これまで3カ年程度調査費をいただいておるかと思いますが、ようやく、ここで地区整備計画、都市計画手続に至りましたので、今後は地元の意向なり、合意形成の状況等を踏まえながら、またお願いするときもあろうかというふうに思っています。  柴崎も今、特化したまちづくりとか、いろいろ地区ごとの熟度とか、策定の方法にも違いがございますので、なかなか一概には言えませんけども、1つありますのは、街づくり協議会の支援については、3年間を限度としておりますので、私どもとしては、おおむね3カ年で1つの成果ということの見出しができればというふうに思って進めているところでございます。  また、続いて2点目の私どもが進めております業務委託と地元から提案される地元案とどういう関係かというお話でございますけども、私どもとしては、多摩川住宅を一例にとれば、現状でかかっている都市計画の一団地の規制、これを解除するためにはどうすればいいのか。また、基準法で全体的な86条という一団地認定もかかわっていますので、これらをテクニカルにどう解消できるんだろうか。地元の望まれるところは、私どもも毎月、地元のほうに参加させていただいていますので、地元の方々の進めたい方向の中で手続をどう踏めるかという、そういう検討を主に進めてきておるのと、あとは各種提案ということで、やはり最終的な都市計画としてのゴールを見据えませんことには、大きな絵を描いても、それが都市計画に結びつかなければ実現に至りませんので、そこのバランスを我々としても検証に検証を重ねた中で、地元の方にも御提案させていただきつつ、すり合わせに入っていく、こんなふうに進めていくものかなというふうに思って進めているところでございます。  以上でございます。 ◆漁 委員   ありがとうございます。後者については、どっちが上とか下じゃなくて、双方のよりよいものをつくっていこうという中ですり合わせをしながら、一つ一つハードルを乗り越えて都市計画決定までもっていく、そんな対応をしていきたいということで、それについてはよくわかりました。  ここでは、最後に、3年が1つの地区協議会ができたときの補助のとりあえずの目安の期間。3年の中で積み上げて積み上げて、4年目に入って、ないしは場合によっては5年目までという、そういう流れが積み上げの流れの中であるよということがしっかり見えてきたときは、3年打ち切りじゃなくて、その後の対応についてもしっかり対応されると、そういう理解に立てばよろしいでしょうか。 ◎山田 都市計画課長補佐 
     そのとおりでございます。 ◆漁 委員   よろしくお願いいたします。  以上です。 ○小林 委員長   よろしいですか。それでは、審査の途中ですが、 184、 185ページの質疑まで終了いたしまして、ここで休憩したいと思います。再開は3時45分です。  それでは、委員会を休憩いたします。    午後3時19分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時45分 開議 ○小林 委員長   建設委員会を再開いたします。  議案30号の都市整備部所管、 184、 185ページの質疑まで終えておりますので、これより 186、 187ページの質疑、意見を求めますが、きちっとまとめて質問するようにお願いいたします。  それでは、どうぞ。はい、平野委員。 ◆平野 委員   中心市街地駅前広場等整備費に関しまして、先ほど御説明で駅前広場、あるいはロータリーの整備のお話も出ましたので、ここで写真をちょっと使って質問したいと思います。  これは、建設委員会で行ってきました大分駅のところです。たまたま運よく雨がすごく降っておりまして、いや、ラッキーだったなというふうに私は感じたんです。なぜかと言いますと、ロータリーのところにデザイン・コンセプトの絵でも、通路、人が歩くところの上の屋根といいますか、雨にぬれないように駅からバスまで乗れるようにというのが理想的な姿だと思うんですけども、そこで、この大分駅に2つポイントがあるんですね。  実は雨が物すごく降っていたので、上の屋根とここの間が割とあいていたんです。そうすると、地面見たらわかるように、屋根の下も全部びしょびしょにぬれているという部分はあるんですけども、ここのすばらしいところは、実は駅がこっちで、駅からこう来るんですけど、バス停に行くほうまでも屋根がついています。ロータリーの中にも丸い屋根がついているんですけど、重なる部分は、雨が当たらないようにと、こういうふうに物すごくかぶせてあるんですね。  そして、もう1つすばらしいところは、ここなんですね。ここの部分にバスがとまるわけなんですけども、バスからおりて通路に行くときに、バスからおりてきて一瞬でも傘を差さなくてもいいように、バスをおりたら、そこが屋根になっているんですね。バスの上までかぶるようにずっと突き出ていますので、こうすると利用者は非常にありがたい。バスからおりて、ぬれずに済む、ロータリーのところ。  だけども、こっちの例でいきますと、これは、どこか見たらわかるので、どこの例だということはあえて言いません。ここの駅なんですけども、実は見ていただいたらわかるように、ロータリーとバス停で待っていらっしゃる人の間、これではバスおりて通路に入るときにぬれてしまうんですね。要は、この部分ですね。ちょっとしたことなんですけども、利用者にしてみたら、ここの部分が大きな違いといいますか。こういうふうに細かいところまで考えて整備していただきたいなという思いがあるんですけど、こういったことは念頭に入れていただいて、予算を組んで整備に入られる予定なのかをちょっとお聞きしたいと思います。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   貴重な御意見いただきましてありがとうございます。委員おっしゃったとおり、快適な歩行を確保するめには、そういったシェルター等の連続性というものは確保していくことが非常に大切だというふうに認識しております。  今後、具体的な絵を描いていく上では、そういったものにも配慮しながら検討していきたいと思います。今提示いただいた例を見ましても、大分駅については、多分、 4.5メーターですかね、車道に張り出しているということで、車道の建築限界というものを考慮しながら、ちょっと高い位置への配置になるんですけれども、車道にはみ出したような形でシェルターを設置していると。片や、もう一方の例については、歩道の建築限界 2.5メーターという空間確保というところで屋根をかけるということで、車道側には張り出せないというような、そういったものを考慮しながら検討しているということが見受けられますので、私どもも設計においては、そういったものを考慮していきたいというふうに考えております。 ◆平野 委員   ありがとうございます。1つだけ気になることとして、あそこはデザイン・コンセプトとしてパースにもなっていますし、有名な大先生が考えられたあれなので、そういったところにも、例えばロータリーのこういった屋根1つとってもお伺いしながら進めないといけないものなのか。その辺が、私、非常に気がかりというか、不安といいますか、ところな部分なんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   今回、駅前広場の検討につきましては、平成20年度にデザイン・コンセプトの策定ということで、中心市街地を設計する上での基本的な考え方というところを整理するということで、プロポーザル方式で募集をかけたということでございます。その中で、安藤忠雄建築研究所が採用されたということで、それに基づいて検討してきております。  その後ですけれども、設計の統一性とか、そういったものを確保するということで、平成21年、22年、23年と設計検討等を進めてきた段階においても、安藤忠雄建築研究所にデザイン監修等をしていただきながら、現在の形になってきているというふうに認識しております。  今後の設計の進め方においても、これまでの考え方を踏襲した形で、安藤忠雄建築研究所等に意見等、一部伺いながら検討を進めていければというふうに考えております。  以上でございます。 ◆平野 委員   不安が大分高ぶってきましたけども、もう1つ、以前から広場がどうなるのか、完成の模様を看板を出していただきたい、早く出すべきではないでしょうかということで質問させてきていただいていますけども、例えば、これなんかにも少し載っていますけども、この絵ですよね。ここの部分で、西側から大屋根がつくところ。大屋根がつくところの入り口というのは、この絵とは位置が既にずれているんですね。現場へ行って、はかってみればわかりますけども、この図で行くと、今の出入り口はこの辺になるんです。だから、この図がそのまま看板になると、位置的な部分がこんがらかってしまう。ですので、今後、まちがどうなるか、国領、布田も含めて駅前広場がどうなるか、きちんとした看板、将来の完成図を掲げるときに、これをそのまま使われるのか。もしくはもう一回、きちんと看板用に位置的な部分も修正してつくり直されるのか、その予定はどうなっていますでしょうか。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   広場の設計におきましては、現在も進行形で警視庁等の協議等を加えながらやっているということで、ロータリー形状とか、そういったものも一部、その絵を公表したときから変更してきているところもございます。そういったものもありますんで、今後、情報等を出していくときには、新しい情報として発信していくように心がけていきたいと思います。  以上です。 ◆平野 委員   ありがとうございます。御努力をお願いしたいと思います。ただ、中心市街地とは違いますけれども、仙川のほうの公共施設にいまだ看板がつかないんですね。それは、なぜかと言いますと、恐らくあの辺一帯、多分、道路も街路樹も全部一体になってデザインをしていただいていることがあって、看板1つ立てるのでも渋られたりすると、公共的な整備としては物すごい支障を来しているといいますか、市民にとってみれば大迷惑といいますか。ですので、そこは、設計事務所第一で考えるんじゃなくて、行政として市民第一で考えていただきたいと思いますけども、この辺は、もう一度、最後、御答弁いただきたいと思います。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   仙川に看板が立たないという件についてですけれども、それについては(「平野さん、教えてあげないとわかんない。仙川の看板つかないところ。先に教えてあげて」「申しわけ程度に横に垂れ幕みたいなのついてる」「でも、看板つけていない。だから、それをちょっと先に教えてあげて」「答弁の途中だったんだから、答弁させてから、おかしかったら指摘すればいいじゃないかよ」と呼ぶ者あり)……。  済みません。まず、仙川の看板がつかないというところについてでございますけれども、特に看板設置に関して設けちゃだめよとか、そういった制約を設計者が加えているというふうには認識しておりません。 ◆平野 委員   ありがとうございます。私が申しました、ページからちょっと外れて申しわけないんですけども、仙川の看板がつかないというのは、せんがわ劇場のあの建物が遠いところから見ると、どこに入り口があるのかさっぱりわからないんですね、どっち側から見ても。ですので、きちんと歩道のところに、ここがせんがわ劇場の入り口ですよ、ふれあいの家の入り口ですよ、公共施設ですよという看板を立ててもらいたいということは、以前の文教委員時代から言ったんです。そうしたら、そのとき回答として、今年度、25年度の8月ぐらいにはつけられるという回答をいただいたんですよ。だけども、今年度が終わろうとしているのに、まだついていないので、それは、きっとそういうことだろうなというふうに私が思って、今お伺いしたところだったんです。済みません。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   関連ですけれども、今、著名な方の名前が出ましたけれども、実際はデザイン・コンセプトの実施計画もお願いしていますよね。しかしながら、もともと出た内容とサイズが少し変更になりましたよね。ですから、結局、それもまたもう一度、そのことをお願いするようになるのかなというやりとりを、たしか建設委員会でしたと思いますけども、そのときには、これは、競争ですか、どうされるんですかと聞いたんですけども、それは、やっぱり同じ方に、これからお願いする形になるんですか。 ○小林 委員長   香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   御質問いただいた内容については、デザイン・コンセプトということで話がありましたけれども、調布駅の中央部に設ける公共施設棟の設計についてというふうなことで御理解しています。  その設計につきましては、一旦、平成23年度に詳細な設計検討を加えて、現在のデザイン等、設計していただいたという経緯もございます。そういったことを踏まえて、今度、修正設計する段においては、これまでのデザインの継承というものもございますんで、変更設計についてはもう一度お願いしたいというふうに考えております。 ◆大河 委員   たしか設計、 1,700万円だったかな、結構、それなりの値段だったと思います。その委託の報告書を見ますと、お願いしている仕様書みたいなので指定されているものが、絵で言えばピカデリー広場だとか、いろんなのが書いてあって、使ってある素材、なかなか結構なものが多いような気がしますけども、あれは、そういったことが例えばで書いてありますけども、そういった指定されたものを全部そのとおり使わないとだめなんですか。そういう制約があるわけではない。それに似たようなものを使うことに問題はないんですか。要するに設計事務所が出した、くいだったらこれ、石だったら御影石の何とかと具体的に出ていますよね、そういったことは拘束されるんですか。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   そういう詳細な内容につきましては、今後協議して決めていく内容だというふうに思います。ただ、当初のデザインの意匠部分については継承していかないといけないということなんで、そのものずばりというものではなくて、相当品という中である程度、検討していけるというふうに考えております。 ◆大河 委員   やっぱりお願いしたのはいいんですけど、指定されたものが非常に高価であったり、特殊で、逆に言えば造作を、あの人の場合、打ちっ放しもそうですけれども、特殊にあんな技術を必要とするものとかありますよね。ですから、何かあったときに、補修したり、いろいろするときにも手がかかるとか、わざわざそのためにつくんなきゃいけないようなものが多くなりますと、長い間ずっと使っていくものなので、余りそういうのにとられたら困ると思うんですけど、協議ということは、リーダーシップというか、それは市のほうにあるんですか。それとも向こうの言うことに、このくらいにお願いできませんかというふうに、こちらのほうがお願いするような類いの話になるんですか。そこは、どうなるんでしょう。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   これらの施設につきましては、構築した後、維持管理そういったものも継続していくということなんで、そういった維持管理等も考慮しまして、ライフサイクルコスト等を考慮しながら、こちらのほうで主導権を持ってある程度、交渉に臨んでいくと思っています。 ◆大河 委員   やっぱり聞いていますと、自分たちがお願いしているにもかかわらず、なかなかイニシアチブがとりにくい部分があるように聞こえます。やっぱりお願いするときから、そういう方にお願いするということは、どういうことかということを私は懸念して言ってきたつもりですけれども、結果、こういうふうになってきました。今さらではありますけれども、やはり今言ったように、コストの問題がありますから、その描いた絵に、それなりに見えれば問題がないということであれば、でき得る限り、通常、市場で手に入るものですとか、メンテが余り難しくないものも含めて、しっかりやっていかないと、調布市民にとっては、先ほどせんがわ劇場の例もありましたけれども、決してお願いしたことがよかったというふうに思っていない市民も多くございますので、そこは、しっかりお願いしてよかったと言えるような形にしていただきたい。  それと、先ほどの雨のあれじゃありませんけど、それが描いた絵の線形からすると、ちょっと違うんだというふうなことで、結果、彼が賞をとったときみたいに、トイレ行くのに傘を差したなんてありますけれども、そういうつまらないことが起きないように、ぜひ利用者本位のものにしていくように、ここはしっかり監督していっていただきたいと思います。これは要望です(「今の問題に関連して」と呼ぶ者あり)。 ○小林 委員長   大河さん、いいですか。 ◆大河 委員   はい。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   さっきの答弁で、これから協議していきますという話があったんですが、この種の問題というのは契約仕様上はどうなっているんですか、契約仕様書。大体、そういう大物の人の場合だと、かなり細かいところまで契約書の中に書き込まれているような気がするんですよ。特にデザインという一番、彼らにとっては根本の問題だから。それは、契約書上、本当に協議なんて応じられるような状況は担保されているんですか。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   仕様書上は、こういったものをつくっていくということで整理させていただいて、発注させていただいております。でき上がったものに対しては、当然、こちらから御意見は言えるような状態になっております。 ◆雨宮 委員   御意見じゃなくて、みずからの主体性を持って構築していくというスタンスがないと。話はちょっと飛んじゃいますけども、例えば鉄道敷地の積算のときに、前、京王から出てきたでしょう。あれは、京王の言いなりですよという話があったじゃないですか。だから、それと同じような展開になっていくと非常にまずいなと思うんですよね。だから、できるようになっていますというんなら、契約書のこういうところにこういうふうに書いてありますとか、そこまでは言えないんですか。要するに明文規定はないにしても、含まれているんだという理解なのか。そこの辺は、部長、どうなんですかね。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   今、契約はもう切れております。基本切れております。言った仕様のものを納品して、今、その状態ですね。これから物をつくっていくので、素材の材料の問題、それと、先ほど平野委員から御提起のあった屋根、今描いていないところにしっかり、利便性を含めてプラスしてできるのかとか、そういう問題については、市が一定の考え方を持って主導権を握ってやっていきたいと思っていますが、デザインという形の成果品なので、著作権の問題が発生いたします。  これは、ちょっと法律相談もかけての我々の結論なんですが、ある程度の御相談をかける必要があって、改めてお金をかけて委託を出すということではなく、今言われている、納めていただいたデザインに合致したものと市は考えますが、これでいいでしょうかというぐらいのお伺いを立てながらやっていく必要があると。ですので、拘束がゼロかというと、なかなかそうはいかないというのが、この種の成果品の性質であります。  ただ、仕様、それと形態等については、使い勝手とか、後々のメンテ含めて、余り特殊品を使うと大変なことになってしまいますので、そのあたりは十分考慮して交渉しながら進めていきたいと思っております。 ◆雨宮 委員   やっぱり、ここまで来ちゃっているからいろいろな制約がある中での交渉になりますけれども、可能な限り、市民に損害を与えないように、そこはひとつ頑張ってほしいというふうに思います。  それと、広場の話で出たからあれですけども、1つは、この広場の使い勝手の問題ね。これまでも建設委員会の中や特別委員会の中でもいろいろ議論があったというふうに思うんですよ。議会側というか、要するに従前の広場の使い勝手、つまり、調布市に使用申請というか、届けをすれば、自動的に利用することができたという、この手はずだったのが、街路事業でやるということになって、交通管理者の認可をとらなきゃだめだというのが一般論としてはある。その障壁、バリアーをぜひとってほしいという議論は、これまでも盛んにされてきたというふうに思うんですよ。  ところが、今、同時並行で行われているのかな、文教委員会で、その問題についてのやりとりがあって、駅広の利用受け付けは8階がやるというんですよ。多分、産業振興じゃないかと思うんですけど、そんな話というのはあるんですか。ちょっといきなり聞いてびっくりしたんだけど。 ○小林 委員長   伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今、雨宮委員のおっしゃられた内容については、駅前広場ですから、当然のことながらに将来的には道路区域に入って、その上で道路管理者が管理するというのが通常のパターンかと思います。  今回は、これからまた御議論あるかもしれませんが、地下の駐輪場の工事までの期間、少なくとも1年間、暫定的に広場が帰ってくるということで、これは、京王さんから駅前広場が帰ってきて1年間を閉鎖管理ということもできるんですが、それが本当にいいのかということと、それから、従後に新しくできる駅前広場において、どのような使い勝手ができるのかということを試験的に試すということで、京王さんから帰ってくる前に、産業振興課のほうから声がかかって協議させていただいた結果、ハード部分は我々が管理すると。当面、1年間の間については、いわゆるイベントの受け付け、それについては産業振興課が担うということで、今、試験的に始めているということでございますので、1年間限定でございます。  以上です。 ◆雨宮 委員   それは、むしろ、市民にとっては非常に朗報というか、うれしい話ですよね。だから、そういう情報についても、たまたま今のタイミングということなのかもしれませんが、やっぱり迅速に教えてもらえたら、それは、産業振興のほうの仕事なのか、こちらの仕事なのか、すみ分けがよくわかりませんけど、ただ、いずれにしたって、そういう状態になっていますよということは我々としても知っておく必要があるし、それは、単独の課なり部ということよりか、やっぱり庁内連携の問題だというふうに思うんで、そこはひとつよろしくお願いします。  それから、市民の皆さん方に対する周知も、暫定期間の1年間、こういう形で使えますと。むしろ、こっちが大事ですから、その取り組みは抜かりなくお願いしておきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今の御意見につきましては、切りかえを2月1日からということで、産業振興課と話をして、今、産業振興課が管理しております。あわせて、これは、周知方法が十分だったかという反省の部分はありますが、2月5日号の市報において、南口のイベント広場を試験的に1年間暫定利用しますということを掲載させていただいています。これは、産業振興課のほうで自主的にやってもらったということで、庁内的な周知も含めて、当然のことながら各会派の幹事長様にも事前に説明させていただいた上で切りかえをしているということでございますので、我々としては、一応、周知のことについては努力させていただいているつもりでございます。  以上です。
    ◆雨宮 委員   暫定利用の件については説明を受けていますから承知しています。ただ、受け付けが、具体的な取り扱いはどこでするのかということについては、私の認識不足かもしれませんが(「申し込み方法」と呼ぶ者あり)、そうそう、手続論的な部分を含めてね。だから、もう既にこういう形でやっていますよというんであれば、再度、それを徹底してもらえばいいし、これからですというんであれば、それはそれでいいんですが、とにかく対市民との関係では、わかりやすく。多分、暫定だから利用制限はないというふうに勝手に思うんですが、もし利用制限みたいなものがあるんであれば、そういうことも含めて、市民が利用する立場に立った広報活動をやってほしいなというふうに、これは要望でございます。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   今までやりとりがあった世界的に有名な建築設計屋さんと市との関係について、改めて確認したいんですけども、せんがわ劇場というと、せんがわ劇場ができて以来、これは、ずっと文教委員会のテーマだったんですよね。何でかといったら市民がどこにあるかわからないから。駅でおりて、歩道を歩いて行って通過しちゃうんですよ、看板出ていないから。当然、公共施設は看板が出ているというのが世界の常識だし、市民の常識だよね。ところが、市役所の常識じゃないらしいんだよね。  そこで、毎年、予算と決算のたびに何で看板つかないの。市民の利便性を考えれば、当然つけるべきでしょうと。そうすると、有名な建築事務所さんと交渉してつけるようにします。結果的にずっとついてこないでしょう。  職員に聞いてみたら、やっぱり有名な設計屋さんの意匠なんですよ。この設計屋さんは、コンクリートむき出しでやるから、看板なんかつけてもらいたくないという意向が強いんだということを聞いているわけですよ。だから、結果的につけられない。申しわけ程度に横にほうに今何かついていますよね、垂れ幕だか何だかわかんないけど。  そもそも公共施設の建築設計を頼む発注側と、それを受ける側というのは、本来の関係があるはずなのに、世界的な事務所さんになっちゃうとその関係がなくなっちゃうんだよね。まず世界的な事務所さんがリーダーとして、発注者側が様子を伺いながら、よろしいでしょうかと伺いを立てながらやっている。本末転倒な事例が仙川にあったのに、またまた調布駅でその方にお願いして、ビッグネームをぜひ使わせてくださいという市の発想が本当に不思議なんですよ。  そこで、もう一度、部長に確認したいんですけども、先ほどおっしゃいましたよね。有名な建築事務所さんと市が主導権を持ってやっていきたい、お伺いを立てながらやっていく。既に力関係、歴然としているじゃないですか。お願いしながらやっていきますよと宣言しているようなもんですけども、そうすると、仙川の失敗を調布駅南口の公共施設とシェルター、あるいは、その周辺の施設でまた繰り返すことになることを恐れている、心配しているんですけど、部長、いかがですか。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   今、この組織体系でどうするということよりは、過去から積み上げてきたものがあるので、その現実を受けとめて、今からどうするという議論しかできないと思います。  先ほど答弁申し上げたように著作権の問題があって、そういう性質のものをもう発注をかけて納品しているという関係があるのを前提としてやっていく必要があるかなと思います。  結論的には、主導権を持ってやっていきたいというのは、主導権を持った形で提案して、そのやりとりについては、逐一こういう場でも報告させていただきながらやっていく、理解をいただきながらやっていくというのが必要かなということに尽きるかと思います。  結局、仙川の例で言うと、つけます、つけますと言いながら、どういう理由で、どういうやりとりをして、まだつかないのかというやりとりがないので、不審に思われたまま数年たつというようなことが今のお話を聞いていて思いますので、これは、今、もうしょってしまった荷物と、それに対してどういう形でこれから進めていくか。どういうやりとりをやって、こういうふうにならざるを得ません、こういうことは実現できましたというのを情報を提供しながら、理解いただきながらやっていくしかないかなというふうに思っています。 ◆大須賀 委員   駅前広場は、有名な設計屋さんのためじゃなく市民のためにつくるんですから、その大原則を忘れずに、設計屋さんにはきちんと対応してください。  それから、中心市街地駅前広場等整備費でお伺いするんですけども、調布、布田、国領、3駅が地下化されて、これから新しい駅前広場ができてきますよね。3つの駅のうち調布駅と国領駅は、駅前広場の周りの建物は既にできていますよね。ところが、布田駅については、布田の南側については、今回、土地区画整理事業で新しい建物ができました。  その建物についてお伺いしたいんですが、5つほどできていますよね。その建物を拝見すると、景観的に高さ、形、デザイン、色彩、それぞれ個性を持って、個性は個性で建て主さんが考えたんですけど、申しわけないんですけど、景観が統一されていないんですよね。  それで、市が景観行政団体、それから、景観条例、景観計画、いろんな計画を立てるのはいいですよね。ところが、現実どうなっているのかを考えたら、まさしく景観、景観と市が言い始めて、そういったものがつくられてきたのは、ある意味初めてかもしれない。景観の一番奥にある究極的なものは、やっぱり街並みだと私は思うんですね。一番難しいのが街並みですよ。  その街並みを、今ある建物を、街並みを変えるというのは50年、 100年かかるかもしれない。ただ、新しくできるところが、どうしてばらばらになっちゃったのか。市は、この間、どういう形でお願い、指導、誘導してきた結果、今の現状になっているのかをまず教えてください。 ○小林 委員長   はい、桑名街づくり事業課副主幹。 ◎桑名 街づくり事業課副主幹   基本的に区画整理は地べただけの話なんですけれども、これまであそこの区画整理をやるに当たっては、地区整備計画というものを導入してやってきております。色彩とか、あとは基本的な部分だけを都市計画課とともに地権者に説明して、建てるに当たっては、こういう形でやってくださいという形で、これまで取り組んでやってまいりましたということです。 ◆大須賀 委員   地区整備計画を立てたということは、一定の色彩、デザイン、形状等を、ルールを決めて誘導しますよね。誘導するはずなんですけども、それは、実態はどうだったんですか。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   布田地区の地区計画につきましては、建築物等の形態、または色彩の制限等の欄に記載させていただいておりまして、その内容については、外壁とか、これらにかわる柱の色彩は刺激的な原色を避け、周辺環境に調和した落ちつきのある色調とするという記載となっております。  これにつきましては、先ほど地区計画の届け出、要は着工の30日前に都市計画課のほうにも提出されておりますけども、実は、この記載内容については、地区計画条例、通常、容積率とか高さについては、建築基準法と連動させて基準法の中での審査対象事項となるものなんですが、この形態意匠については条例化として制限がかけられるものではなくて、今後の課題だとは思いますけども、これは、景観の行政団体になる以前の申請で、お願いしてきたものの、所有者の方の御意向としては、水色等の色彩で行きたいということで、条例上の縛りというところには至れなかったということでございまして、今後、景観条例の中の意匠の条例化、もしくは地区計画による意匠の、要はマンセル値等の設定等も可能となっておりますので、今後は、そんな運用になっていくんではないか、そんなふうに目指していきたいと思っております。 ◆大須賀 委員   私たちも議員として委員会で視察に行ったり、あるいは会派で視察に行ったり、全国、地方の都市へ行きますよね。そのときに、やはり駅前に立ったりすると、電車をおりて駅前広場を見たときに、まず景観を見るんですよね。まちの景観。まさしく景観イコールまちの特色であり、まちの顔であり、行政の努力の結晶だと私は思うんですよ。  もちろん地区整備計画等、いろんな手法を使ってお願い、それから、誘導、指導いろいろありますよね。でも、お願いにも強いお願いと弱いお願いとあると思うんです。  全国いろんなところを見てきましたけども、布田駅の南側の景観は、かなり厳しいものになっている、地権者の方には申しわけないんですけども、私はそういうふうに思っています。  そういう意味では、今の調布市の努力の仕方がどうであったのか、結果的に甚だ残念。だけど、行政と政治というのは結果が問われるわけですから、残念な結果であったと言わざるを得ません。今後は、こういったことを繰り返さないように、しっかりと努力してもらいたいというしかないんですけどね。  あと、補正予算のときにも言ったと思うんですけども、看板は早く設置してもらいたいと思います。どういうふうに駅前広場がなるかというのを市民にきちんと知らしめるというのも行政の仕事ですよね。  布田駅には、道路沿いにありますけども、布田駅のやつ、立っているとわかりますけども、あの看板を見る駅の利用者はかなり少ないですよ。四方八方から駅の利用者がやってきますけども、あの看板の前を通る人は極めて少ない。だから、きちんとした場所に立てなきゃいけないし、布田駅以外、調布駅と国領駅はどこにも立っていませんから、こういう形で、調布市は、すばらしいまちをつくろうとしていますというアピールをきちんとしてもらいたいと思います。  あと、これも意見ですけども、調布駅には東口、中央口、広場口とありますよね。これはこれで1つの正式な名称でいいんですけども、やはり映画のまちですから、いろんな像を建てることもあり得ると思うんですね。例えば石原裕次郎とか、浅丘ルリ子とか、ゲゲゲの鬼太郎とか、大魔神とか、ガメラとか。ほとんどの駅利用者は、中央口にしても東口にしても決まったところを使っているんですよね。どんなものがいいですかというアンケートをとってもいいし、そういったところで、渋谷でハチ公口と言われていますよね。ああいう形で、愛称をもって呼ばれるようなことも映画のまちとしてはありかなと私は思うので、これは提案ですけど、今後検討してもらいたいと思います。  以上です。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   私も地区整備事業費の中の駅前広場整備で、1つ確認しておきたいんですが、昨年7月17日の中心市街地基盤整備等特別委員会の中で、駅前広場の供用も含めた日程の中では、平成30年はロータリー部の完了、32年が広場全体の完了というように、私のほう、メモ書きでしてあるんですよね。今までは32年完成、30年完成、26年が国領、27年が布田、調布は30年というふうに聞いていたんですが、そのあたりをもう少ししっかり説明いただきたいのと、あわせて、それとの関係で、今まだマンション、ビルが建っているパークサイド調布とその隣のロゴスビルですか、あそこはいつごろどんな形で対応するのか。今、現状どんなふうに進んでいるのか、その2点、ちょっとお聞かせください。 ○小林 委員長   はい、齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼街づくり事業課再開発・区画整理担当課長   まず1点目の御質問ですが、3駅、まずおさらいということで、布田駅前広場が一番最初にできます。これが今、平成26年度の予定です。その後、国領駅前広場が平成27年度の予定です。調布駅前広場につきましては、平成30年度に、いわゆる概成と呼んでいますが、これはロータリー部、バスとか、タクシーが走る車道部分、ここを基本的には完成させたいと。その後、歩道ですとか、広場部分の構築に入って、平成32年度に全体の完成という予定で進めたいというふうに考えております。  2点目につきましては、調布駅の南側にビルがございまして、そこも当然、駅前広場になる予定地でございます。ここにつきましては、これまでも地権者様ともお話を何回かさせていただいております。  現在、都市計画道路事業認可、いわゆる事業化を来年度には図ろうと思っています。事業化を図られた暁には、正式に買収の交渉に入れますので、いわゆる事業認可取得後の交渉に入っていくということになりますが、やはり、かなり大きな建物で、地権者さんも何人もいらっしゃるので、交渉に時間がかかるのは想定されております。  以上でございます。 ◆漁 委員   わかりました。調布の駅前広場については、全体完了で供用開始できるのが、基本的には33年度、32年度中に全部完了ということですからね。ちょっとイメージとしては、2年間延びるんだな、認識の違いだなみたいなのがちょっと改めて感じたものですからお聞きいたしました。  それから、角っこのビルへの対応については、事業認可受けて初めて補助金絡みも出てくるし、交渉ができるということで、それについても理解はするところです。流れの中でしっかりとした対応をしていただければと思います。  とりあえず、今のところは以上です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   駅広関係で、布田と国領についてなんですが、25年度予算に用買費が計上されていましたよね。これの今の実際の推移はどうなっているのかというのが1点です。  それから、2つ目は、調布の駅広なんですけれども、この間、地下駐輪場のところで少し話題が出ましたが、あそこの広場に、例えば新しく防災機能を持たせるとか、もちろんイベント広場的な要素が一番多くあるというふうに思うんですが、そういう機能に付随したというか、あるいは付随させる必要があるような、例えば防災関係の備蓄品がどうかとか、あるいはイベント関係であれば、多分、テントとか、そういった用具類が必要になるんだけど、そういったものの保管や管理についてはどういうふうに考えているのかということ。  昔、公民館や水道庁舎があったころは、あそこで保管や管理していたと思うんですが、新しいところではどんなふうな絵になるのかという点、この2つをまずお願いします。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   まず、布田、国領駅で今年度計上していた用地の件でございますけれども、用地のほう、契約のほうを進めております。布田につきましては、面積が237.31平米でございます。国領につきましては200.74平米ということで、買収のほうを進めているということでございます。  それともう1つ、調布の防災機能関係とテント用具、広場利用に用いるテント利用の備品等の関係につきましては、現在、公共施設棟ということで計画しております中に入れるよう工夫してまいりたいということで考えております。  以上です。 ◆雨宮 委員   布田と国領の駅広の用地、おおむね当初の見込みどおり行っているかということと、調布の公共施設棟、これは、中身の絵はまだちょっと見たことがないんですけども、大体、どんな構造になるのか。単なるがらんとしたものなのか。交番が出ちゃったでしょう。だから、余計具体的なイメージが湧きにくいというのがあって、その辺を2点。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   用地買収については予定どおり進んでいるということでございます。  あと、公共施設棟につきましては、変更ということで、変更設計のほうはまだ進めておりませんので、イメージとしては、従前の公共施設棟ということで、円筒形の大屋根がかかったような形状ということで、その形状を踏襲するような形で検討していきたいというふうに考えております。  床面積については、これ、中心市街地の特別委員会等でもお話しさせていただきましたけれども、トイレ、案内所、備蓄品を設けた今回の倉庫、そういった機能を持たせるような形で部屋の割り振りを考えていきたいと思います。  以上です。 ◆雨宮 委員   線路敷の問題なんですが、つい最近というか、調布市が独自に算定した資料を受け取りました。京王さんが試算したものと比べると、算定用のパラメーターが相当シンプルになっているというのは、よくわかりました。  1つは、こういうものの算定根拠は何ですかと、どこかで聞いたことがあるんですが、そのときに、何か全国組織で用地対策連絡協議会というのがあるらしいんですよ。それで、公共用地の取得に伴う損失補償基準というのが昭和37年という非常に古い制定で、最近改正でも平成19年だそうですから、かなり古いんですけども、その中にるる、いろいろ書かれているんですが、私がちょっと気になったのは、定義というのが一番最初の部分にあって、その5番目に、この基準において権利とは、社会通念上、権利と認められる程度にまで成熟した慣習上の利益を含むものとするという規定があるんですよ。  ここで何で私がひっかかったかといいますと、京王さんが試算した計算パラメーターの中には、例えば受益率であるとか、原価率であるとかありましたよね。調布の場合には、それがとってあるんですが、ここで言っている社会通念上、権利と認められる程度にまで成熟した慣習上の利益、これは、例えば京王さんのほうで言っている受益率とか、そういうものとの関係ではどういうふうになるんですか。 ○小林 委員長   はい、齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼街づくり事業課再開発・区画整理担当課長   私も、条文を今初めて聞いたので、正直、それが何を示すかというのがなかなか思い浮かばないところでありますが、1つ言えますのは、京王がはじいた金額というのは、あくまでも土地を取得するという前提ではなくて、受益相当額を算出して、その金額で市が使用できる、あくまでも権利を取得するという金額ではないという前提でございます。  一方、市が今回算出しましたものは、いわゆる土地の権利を市が取得するとしたときの金額を算出したということで、そもそも前提が違いますので、そこの比較というのは、なかなかできないのかなというふうに思います。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   私も単純に両者を比較してということじゃないんです。ただ、気になったのは、通念上、権利と認められる程度にまで成熟した慣習上の利益、これをどういうふうに見るかということが、ちょっとどうなのかなというふうな思いが1個あったのと、それから、もう1つは、ちょっと先に進めますけども、この絵ありますよね。利用率を分解したのと、それに基づいて算定した地番ごとのこれね。特に利用率の考え方について説明していただけるとありがたいかなと思って、その2つ。 ○小林 委員長   はい、畑山用地課長。 ◎畑山 用地課長   利用率の考え方につきましては、先ほどちょっと委員のお話の中にも出ておりましたけども、用地対策連絡協議会という全国的な組織がございます。こちら、国ですとか、地方公共団体、鉄道ですとか、そういうものが組織いたしまして、補償の考え方について一定の情報交換をする組織でございますけれども、今回、こちらの利用率の算出の根拠となっているものにつきましては、用地対策連絡協議会というところの組織の中で補償基準が定められておりまして、その中で土地利用の制限率の算定要領というものもございます。その中に、例えば土地の立体利用率の配分ですとか、また、建物の階層別利用率表というものも示されております。  前回お示ししましたこちらの表の中の、例えば階層別利用率という中に数値が出てまいりますけれども、こちらも先ほどの用地対策連絡協議会の中で示された階層別利用率表の中に示された表を各階に当て込んで算出したものでございます。  また、この建物の階層別の利用率については、そういうことでございますけれども、あと、地下と建物と地上空、それぞれ割合を示してございますけれども、こちらも同じように土地の立体利用率配分表というのがございまして、それに基づいて利用率を配分しております。  こちら、土地につきましては、基本的には地上部だけではなくて、土地については、例えば建物の上の上空部分も、例えば広告ですとか、アンテナ等で利用することも可能であると。また、地下については、井戸を掘って地下水を使うことができるとかというようなことも含めまして、土地については、利用については立体的に存在しているということを割合で示しておりまして、そちらも含めて、利用率を算定するに当たっては、地上及びその他地下、その他上空も含めて利用率を算定させていただいたものであります。  以上です。 ◆雨宮 委員   わかりました。要するに利用率については、あれこれの計算式があるわけじゃなくて、ある種のデータテーブルというか、数値表があって、それを機械的にはめ込んでいったと。  そして、その利用率を根拠にしながら、前のページにある土地面積掛ける土地価格に利用率を掛けて、そのところの価格を出しているということですね。わかりました。結構です。
    ○小林 委員長   ほか。はい、平野委員。 ◆平野 委員   先ほど雨宮委員の質問の中で、公共施設棟の中に駅前広場のイベント等で使うテントとか、そういった資材をしまえるようにというふうにございましたけれども、あの絵で見ると、公共施設棟というのは丸くなっていますよね。例えばテントを立てる骨組みでも、ああいうのは棒になっているから、丸いところにおさめようと思っても、例えばあの周りに倉庫を持つとしても、きちっとおさまるのかなと、今、質問を聞いていてふっと関連でちょっと思ったんですね。  もう1つ、不安なのが、公共施設棟、デザイン・コンセプトのど真ん中ですよね。そこに倉庫1つ設けるのも、設計事務所にお伺いを立てないといけないのかなというふうにも私は感じたんです。  そこで、駅前広場、国領、布田もそうですけども、駅前広場のことに関することは、全部、設計事務所にお伺いを一つ一つ立てないといけないのかなと思うと、本当に気が滅入ってしまうというか、私、思うんですけど、一筆書いてもらうことはできないんですかね。例えばデザインは、すばらしいものをしていただきました。ただし、ここは、今後50年、 100年、市民が利用する上で決定的なものになってしまうので、市民が利用する上で、このデザイン、多少崩さないといけない、デザインを崩すというのはおかしいですね。デザインはあれですけども、利用するに当たって、必要なところは、多少、市の行政側の意見というか、これに取り組んでも、それは許してもらいたいというか、いいですねということを一筆書いていただいて、判こを押していただいて、いいですよという裏をとるべきだと私は思うんですね。  というのは、これ、いろんな疑問を持っている人がいるので、こんなの白紙撤回だという人だって、市民の中にもいるわけですよ。議員の中にもいらっしゃると思いますよ。だけど、今までお金かけてきているわけですよ。私が知っているだけで 3,700万円は、この事務所に払ってきていますよ。今から白紙撤回なんかしたらお金ももったいないし、期間が間に合わないですよね。先ほど漁委員が質問されて、平成32年度で全ての完成だと。平成32年ということは2020年ですよ。せめてオリンピックまでには完成してもらいたい、開催までには。平成32年と2020年がぴったんこなんで、それを感じたんですけども。  なぜかと言いますと、今から白紙撤回したら無理かと思いますよ。それは、お金ももったいないし。でも、今後50年、 100年が決まっちゃうわけですよ、市民にとっても。あの某先生が、グリーンホールに来て講演されたことが過去3回ありました。そのときに、調布に未来はあるかなんてタイトルを掲げて講演されたことがありました。私も興味津々で最初から終わりまで見に行きました。その中で、長友市長は、きょうの安藤先生のお話の中に調布の未来の全てのヒントが含まれていると私は思って、楽しみにしていますと挨拶されたんですね。随分なことを言うなと思いました。全てのヒントが、きょうの安藤先生のお話の中に含まれている、そこまで言っちゃうかと思いました。  だけど、そのお話の中で、調布のことに触れられたのはわずかな時間でした。私、聞いていますからわかっています。その先生のお話の中で、私も年が年だから、年齢がいっていますから、いつ死んじゃうかわかんない。今までいろんな建築をやってきたけど、自分が死んだ後はもう知らないよと言ったんですよ。そのときに私が思ったのは、この人は偉大な先生だと言われているから来たけれども、本当に偉大な人というのは自分が死んだ後のことを考えるんですよ。歴史を見ても、私はそう思っています。それが自分が死んだ後は知らないよと。議事録見たらわかりますよ、必ず言っていますから。  そういうふうなことがあったので、余計、50年、 100年が決まってしまう市民にとって、あの先生が死んだ後は知らないよと言われたら、物として残された市民はどうなるんだろうと私は感じたんです。  ですので、最初申しましたように一筆書いておいてもらうというか、公共のためにはやむを得ないということの裏づけというのはどうなんでしょうか。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   先ほどお話もございましたけれども、デザイン的なものを検討しているということで、今回、著作権というものも該当してございます。そういったものをクリアしながら、今後、整備を進めていく段階においては、意見をある程度伺いながら進めていくということは必要だというふうに考えております。  現在ですけれども、そういったことを具体的に進められるように先方とお話をさせていただきながら、無償でデザイン等、監修してもらうというような形で協議を進めていけないかというところで、協議を進めている途中でございます。  そういった形で、今後、こちらからこういった形でこういうものをつくりたいんだというような具体的な案を示して、それに対してデザイン面からアドバイスをいただくような形で、今後、整備を進めていければというふうに考えております。 ◆平野 委員   よろしくお願いします。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   中心市街地、今、32年というお話がございましたけれども、今年度、多少入っておりますけれども、もう1つ気になるところは、では、結果的に中心市街地にどのぐらいの財源というんですか、お金が投下されるのかなという、そういう意味でいえば、総事業費、私も聞いたんですけど、結局、敷地の問題や、それの整備のことに対して余り言及されなかったわけですけども、しかしながら、それなりの委託調査もしたり、あと、外でいろいろ質問があったりするときも答えているわけですので、やはり可能であれば、どのぐらいということは、あってしかるべきだなと思いますけれども、それは現段階でもなかなかに難しいということでございますか。 ○小林 委員長   香西整備担当課長。ざっくりでいいですから。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   前回、資料配付等させていただきました調布市中心市街地のまちづくりの整備状況ということで、各事業の総事業費及びその内訳ですね。特財、または市費の内訳を提示させていただきました。その中では、中心市街地の総事業費として 542億円ということを数字として示させていただいております。  ただ、これですけれども、委員御指摘のとおり、鉄道敷地部分の整備については事業費としては含まれておりません。これ、まだ現在いろいろと検討中ということで空欄とさせていただいておりますけれども、これに検討結果を加えて中心市街地の総事業費となるというふうに認識しております。 ◆大河 委員   今、数字がひとり歩きすると難しいというふうなこともお考えだとは思いますが、実際的には、質問があったときに協定で何十億というお話や、そのほかの敷地にどのぐらいかかるかという業務委託なんかを見ると、それなりの金額がさらにかかるという部分がありますので、財政フレームの中にどう見込んでいるかわかりませんけれども、やっぱり今後の調布市の財政に、それなりにインパクトのある数字です。ですから、今、オリンピックまでという話がありましたけれども、であれば、どういったところを抑えながらしていくのかというのも重要な問題になると私は思います。  ですから、完成形というのが、それこそ、それに付随した都市計画道路まで全部含んでいくのか、あるいは鉄道敷地や中心の駅前広場ができれば、おおよそ、それの年度が、さっき言いました32年というふうに見るのかということによって随分違うと思いますけども、せめて、今言った32年というのは、どんな部分までの事業を見越して32年というふうにおっしゃっているかということだけ1点聞かせてください。 ○小林 委員長   齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼街づくり事業課再開発・区画整理担当課長   中心市街地内の事業におきましては、今、香西課長のほうで説明した、先日お配りした中心市街地のまちづくり整備状況の中で、整備期間というところで期間を書かせていただいております。その中で、終わっているものは何個かございますが、大きい事業で言いますと、いわゆる調布駅周辺の再開発、3地区で今やっておりますが、これは終わる予定と。駅前広場については32年度という目標で進めております。  都市計画道路につきましては、いわゆる3・4・28号線、また、市役所前通り、この近辺だと2本ございます。3・4・28号線につきましては、今ところ平成31年度完了ということで進めております。ただ、31年度までに完了するかどうかというのは、正直微妙なところでございますが、現時点は31年度完成ということで進めております。  それ以外、先ほどお話がありました鉄道敷地につきましては、これは、先ほど委員からもございましたとおり、いわゆる財政フレームの問題ですとか、そのあたりもございますので、議員の皆様にも京王電鉄との基本協定を結ぶために、これまでもいろんなお話をさせていただいております。これからもさせていただいて御理解をいただいた上で、その根本が固まった段階で、どのぐらいの年数でいくのかというようなところを庁内的に検討して、また、議員の皆様にお示ししていきたいと思っております。  したがいまして、これにつきまして、32年度までに完成するかどうかというのは、現時点では、ちょっとまだお答えできないというところでございます。  以上でございます。 ◆大河 委員   総合計画で言えば10年スパンですよね。前期で言えばあるわけですけど、その後、今、ローリングのときを迎えています。特に京王さんとの関係でいけば、その金額をどういうふうに支払っていくのか、債務負担でいくのかどうかということも含めまして、やはり市の財政に非常に大きな影響力を及ぼす部分があると私は思いますので、再開発は、もうお尻も見えていますし、費用対効果ということできますと、資本の投下の時期というものがあるということはある程度了解するところですけれども、やっぱり全体の進行管理ということでいくと、なかなかに大変な状況もありますし、シーリングもかけて予算もやっています。  確かに某会社の収入が節目のときに伸びたり、縮んだりということがありますけれども、そういうことを当てにしてやっているわけにもいきせんし、今、中心にばかり資本が投下されていて、全体事業を見たときに、景観もそうですけれども、道路の関係でもそうです。今回、陥没ね。下水なんかの報告で見ると、調布は、下水道の関係で道路の陥没が、きょう日経グローカルを見ると、数値が出ているんですよね、随分なってきたりしている。公共のいろんな施設に対しても、学校でもおくれているということを見ると、全体バランスでいくと、果たして駅前のハードだけをずっとやっていいものかというものがあると私は思います。  ですから、やはり、この辺は慎重に見ていく可能性があるので、その最後の交渉に今当たっているときです。ですから、市民の方からも納得のいく形の金額の提示というのは、これは、またさらに大前提になると思います。総額で幾らで、そのことが市民にどういう利益をもたらすのか。逆に言えば、どれだけの重さを担わなきゃいけないのかということもあります。  それに加えて、どんなまちづくりをして、結果、市民にとって21世紀、これで行くことがとてもいい意味で納得できるとするのかも含めて、正念場に来ていると思いますので、この辺については、皆さん、本当に気合いを入れて、今、いろんなことを言われていることの重さをぜひ受けとめていただいて、仕事に真剣に向かっていただきたいと思います。  税金は重いものですから、特に有名な方のそういったことが禍根を残すようなことの大きなきっかけにならないようにということは、それを選んだ責任。ただ、これは、議会も議決しないとお金が動いていませんので、私たちも同様な責任を負っているわけですので、結果、市民に顔向けができないようなことがないようなことは、お互いに議会としても責任を持ってやっていく必要があると私は思いますから、最後までしっかり、この点については真剣に見ていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ただ、同じページで都市計画道路の交通計画のことだけちょっと、もう一点聞きたいと思います。  これ、交通計画をするということで、中でバスネットワークのことが書かれていますけれども、この交通計画等委員会委員とありますけど、これは、バリアフリーのほうの関係ですか、それとも交通総合計画をつくった計画の委員会ですか。どちらのことを言うのかがちょっとわからないので、この点を教えていただきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、中島交通対策課長。 ◎中島 交通対策課長   こちらの委員報酬につきましては、バリアフリー推進協議会、こちらと合わせたバスネットワークを検討する際の委員報酬、これ、両方含んだものとなっております。  以上でございます。 ◆大河 委員   意見にしておきますけども、調布市の総合交通計画をつくったときに、私、これ、最初から傍聴しているんですけれども、委員の先生のほうでは、これ、1年わずかでできるものではないし、その進行管理も含めて、調布の交通計画についてしっかり見ていく必要があるだろうという意見を述べたにもかかわらず、1年間で終了して、そして、結果、そこでお願いした先生の、そういう交通に対しての方向性やいろんな意見を余り重要視せず、知らないうちに何となく終わったというような経過がありまして、私は、総合交通計画に対してはある種の不信感を非常に持っております。  ですから、この委員会というのは、その総合交通計画をもう少し、そのときの委員さんにお願いしながら、きちんとローリングするのかなということも、半分どっちなんだろうと思って見ていましたので、やはり基本的に計画をつくるときに、委員にどういったことを言っていくのか、市としてはどういう計画を持っていったらいいのかということをしっかり持っていっていただかないと、本当に丸投げして、当初は、説明もお願いした会社さんがやっていたようなこともありましたので、ここは交通計画をこれから見直していかなければいけない部分がありますので、ぜひとも公共交通に対してはしっかりと取り組んでいっていただきたいということを重ねてお願いしておきたいと思います。 ○小林 委員長   審査の途中ですが、ここでお諮りいたします。  本日の会議はこれまでとし、あすこの続き、議案第30号、都市整備部所管、ページ 186、 187の質疑から審査を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認めます。  それでは、本日の審査はこれまでとし、あす午前10時に委員会を再開いたします。  なお、改めて通知はいたしませんので、御了承願います。  これにて委員会を散会いたします。御苦労さまでした。    午後4時57分 散会...